雨が降って来た
Cloudy Sky
クラウディ・スカイ



 陽光の季節へと向かう刹那、生命を育む雨は無尽の慈悲の如し。
 今は朽ち葉の眠りを促す肱となりて、冷ややかな屍を日毎温むる。



 曇り空。
 窓際の席から見ていた町の様子は、己とは無縁な世界の進行を眺め見るような、孤高の解脱者の視界を想像させた。関わりのない世界、関わりのない人々、当たり前の日常的な風景が今は遠く霞んで見えた。
 人はそれぞれに己の欲する所へと向かう。壮大な夢を追い掛ける者も、些末な娯楽に踊らされる者も、命と言う欲求の創造主から逃れることはできない。
 逃れた時は、死。
 欲とは即ち生きていることだ。
 迷っている。命を否定するのは無意味だが、そこから生まれ来る欲求が悪しきものであれば、否定できる理由も生じるだろう。紛れもない真実を求める過程の中で、積み重ねられて来た幾つかの失敗と誤り。またそれもひとつの真実であると、己は見逃していたのかも知れない。否、振り返る機会がなかった。
 そして今、構築されて来た全ての自負を失いかけている。間抜けな話だ。

 征士の座る席の背中の方から、店のドアに付けられたカウベルがカランと音を立てた。何処か懐かしいその音が鳴る度に、通りに面した小さな喫茶店の店内には、勢い良く肌寒い風が吹き込んで来る。レジの脇に置かれたガジュマルの枝が騒ぎ、この時期には爽やかさよりも寒々しさを印象付けていた。
 秋と言う季節は穏やかで美しいが、十一月ともなれば、その短い雅の宴は徐々に賑わいを失い、セピア色の写真の趣に世界は枯れて行く。鮮やかに萌える命は皆、いずれは土の棺に朽ちて行く。もうすぐ冷たい冬に閉ざされると言う意識を、どちらかと言えば強く持たざるを得ない晩秋。
 栄華の時も悔恨の記憶も、いつかは安き眠りに就くもの。
 店のドアが開閉する音を聞き、程無くして、征士のすぐ傍には見慣れた姿が現れた。
「やあ、待った?。こっちが呼び出しといてごめん」
 そう言って、変わらない笑顔を向けた伸だが、征士には何故だかそれも煤けて見えた。
 この場合煤けているのは伸ではない。征士の視野の方だった。今の彼には、何もかもが失意に色褪せて映るからだ。
「…そうでもない、ここに来てまだ十五分も経っていない」
 言いながら征士は腕時計をチラと見遣る。彼の前に置かれた、まだ湯気の煙るコーヒーカップの様子から、嘘ではないことを伸は察して安堵する。約束の時間に遅れるつもりはなかったが、常に時間通りに物事が進む訳ではない。
「乗り換えを間違えてさ、一度他の駅で降りちゃったんだ。こっちの方、私鉄の電車が沢山交差してて分かりにくいな」
 そんな事情があって、伸は二、三分程遅れてやって来た。
 ここは都内のとある町。都内とは言っても、ビルの立ち並ぶ中心地ではないので、聳える壁に視界を塞がれる印象はない。小規模な店とマンション、小奇麗な戸建ての家の集まる、一般には高級住宅街と称される地域だが、同時に文化やファッションの発信地でもある、そんな場所だった。
「そう、だが…」
 だが、と言ったのは、何の用があってここに呼び出されたのか、征士には知らされていなかったので。
 目に愉しい色使いで立ち並ぶ店鋪、多少軽薄そうな印象の店先を掠めて行く人々は、常に新しい形や表現を模索しながら歩いている風だ。明るい想像力と、若者の姿で溢れる駅の周辺の様子を征士は眺め、全く関心が向かないこともないが、知られている彼の趣味から言えば、似つかわしい場所とは概ね想像できない。勿論伸には解っていたが。
「何故わざわざこんな所に」
 征士が率直に尋ねると、
「ん、芝居を観に来たんだよ。大劇場のお芝居もいいんだけどね、芝居小屋でやるものって、ちょっと趣向が変わってて面白いんだよ」
 と伸は答えた。
「ここは小劇場のメッカなのさ」
 現代の豊かな昨今、物質主義を嘲笑うかのような、小劇団のシニカルな芝居が注目を集めていた。旗揚げしたばかりの劇団にさえすぐスポンサーが付く程の、雑多な表現者を支援しようとする風潮が、特にこの町にはそこかしこに溢れている。
 実体の無い夢を追い求める、貪欲な探究者の群れ。欲とは即ち生きていることだ。
「フーム」
「ハハハ、困ったような顔だな。安心していいよ、実は雑誌の懸賞でチケットを貰ったんだ。ちゃんと君の分もあるよ」
 そう言って伸は征士の前に、それの入った青い封筒を出して見せた。確かにそう言った事情なら、ここまで出向く理屈になっていると思えた。特に芝居が好きという訳でもないが、能や狂言なら幾度も付き合わされて来た征士には、観劇自体は苦痛な行為ではない。つまり伸はそれを知っていたので。
 その時やや遅れ気味に、注文を取りに来た店員が割り込む。話はそこで一旦途切れてしまうが、恐らく聞かなくとも、下手な能、狂言程に退屈な舞台ではないだろうと、征士はひとまず安堵の息を漏らした。けれど何故ここに来たかは知ったが、何故自分を呼んだのかは解らないままだ。東京までの距離を考えれば、秀辺りを誘うのが筋だろう。
 その意味では多少迷惑だった。
 そして正直なところ今は、伸とは顔を合わせ辛かった。否他の仲間にしても。

 他人の失態を指摘するのは簡単だが、己の軽率さが招いた事態を受け入れることは、事件の重大さを考えれば容易ではなかった。それに拠って、我々の正義であり、正当性であるものが途端に怪しくなった。元より鎧は「善にも悪にも傾く」と、迦雄須から伝えられた言葉は胸に刻んでいたが、善行を追求して奔走する先に、最悪の結末が待っているとは知らなかった。
 迦雄須はそれを教えてはくれなかった。
 何にしても「行き過ぎ」の傾向は害になる、との意味だと今は落ち着いて考える余裕もある。話を聞くだけでは解らないこともある。身を以って会得しなければ、自己の成長に繋がらないことがあるのも確かだ。けれどそのたった一度の不徳が、我々に於ける「前代未聞の不祥事」となっては、これまでの己の成果など全て、何ら無価値なものへと帰してしまう。
 己の行動を無価値で無意味なものだと、素直に評価する人間が居るだろうか。
 けれど、殺してしまったのだ。
 決して己の意志ではない、己が手を下した訳でもない。しかし光輪だった。
 鎧は単なる防具でも、操縦する機械でもなく、己の本能と迦雄須が与えた心、そして私の意志をも受けて生きるものだった。言わば一心同体であった筈のものを、こうも簡単に剥ぎ取られ操られてしまうようでは、己の未熟さはただ罪だと言わんばかりに思えた。
 拠って仲間達を、又迦雄須をさえ貶めたことになるからだ。揺るぎない正義と言う、価値を貶めたことになるからだった。それが有りの侭の自分なのだから、正に悪夢のような現実。
 己が何に自信を持っていたのかさえ、最早曖昧に揺らぎ始めている。
 しかし、例えそれでも、私には私の役割があると伸は言った、ような気がする。
 いつの時も何が起ころうとも、彼は誰をも責めないことを皆が知っている。降り掛かる全ての仲間の痛みを、伸は一手に引き受けようとしているのだ。そうして彼は絶対的な信頼を勝ち得て来た。けれど自分はそうしたことを頼みにしたくはなかった。決して助けられる立場にはならない、それが戦士としての己を支える自尊心だった。省みれば、それが過った思想だったのかも知れないが。
 負担に成らぬことを考えていた筈が、結果最悪の重荷を架してしまっている。
 話にならない。

「…珍しいこともあるもんだ」
 店員がテーブルを去った後、伸は考え込む様子の征士を暫し窺っていた。
「何が?」
 その声にふと顔を上げた征士に、
「例え君でも、人と目を合わせたくない時があるんだなって」
「・・・・・・・・」
 伸は指摘されたくないだろうことを故意に告げる。
 そう、しばしば不快な印象をも与える、常に本質を問うその眼が無ければ、自分の知る伊達征士ではないと伸は思っている。今目の前に座って居るのは、彼の抜け殻の様なものにさえ感じる。この覇気の無さは余りにも心外だった。失敗を安易に「忘れて良い」とも言えないが、それを悩まず、苦にせずに来たのが征士だったと思う。
 何かを躊躇うことが、彼を内側から崩してしまいそうな憂鬱。
 こんなことを思うのは良くない、と判っていても繰り返し伸の胸に谺する声がある。
『見知らぬ人が死んだことより、君が君でなくなる方が辛い』
 それが正直な伸の気持だった。
 実際に征士に会って、何を話そうと考えていた訳ではない。伸はただ気持を伝えたかっただけだ。けれど征士のことだから、口に出して言えば必ず叱咤される内容だろう。
 だから伸は、
「別に悪いって言ってるんじゃないよ。普通の状態じゃないみたいだ、ってこと」
 そんな遠巻きな言動に終始してしまった。
 伸のささやかな目論みは偏に、自分が指摘する事柄に反発し、歯向かう意志を彼が持ってくれればいい、と言うだけのものだった。己の思い方も良くはないと知って、後ろめたい感情から生まれる思いは、誰にも押し付けられないと諦めている。
「普通ではないと、何故そう思う」
 そして伸と同様に、何処か歯切れの悪い調子で征士は返すが、
「そうだなぁ、恐くないから、だよ」
 と伸は笑って見せた。
「こうして差し向いで座ってるとさ、恐いな〜と思うことがよくあるんだ。人にも言われるだろ?、君はそうでなきゃさ」
 続けられた話は褒め言葉のつもりだったが、征士が今それを、伸の思うように意に解せるかどうかが問題だ。
「威嚇しているつもりはないが…、だから伸は、人の目を見て話さないのか?」
「えっ、それは違うよ。それとこれとは別の話」
 切り返されれば、咄嗟の言い訳にも聞こえる返事になっていた。
 少なからず罪の意識を感じている伸には、どんな言葉にもその迷いと、心許なさが表れてしまっていた。
 征士の表情には、今は何の色も見えない。元より能面の様に感情を表さない顔だが、人が言う程表現に乏しいとは、伸には感じられていなかった。けれど今は何を語りかけても、無表情の貼り付いた色のない様子が、別の変化をする兆しさえ掴めないでいた。
 やはり伸の思惑通りには進まなかった。むしろ逆効果だったかも知れない。
「…いや、威圧的に感じるのも分からなくない」
 征士はあっさりと折れていた。そして遣る瀬ない自嘲に傾いて行く言葉には、無論伸の求める光明など見えなかった。
「私は厳し過ぎるのかも知れん」
 続けて彼はそう言うと、些か不快そうに笑った。
 今は滲み出す憤りこそ感じられないが、それを言葉にする為に、征士の中でどれ程の葛藤があったのかを思う。彼を構成する要素の中から、選ばれ育まれたものを全て否定しなければならないとしたら、それは過去の記憶を失うのと同じ。根差す大地を失くして、枝葉の謂れを語ることはできないように、支柱となる理念が怪しくなれば、繋がる全ての行動に疑いを持たざるを得ない。
 それが征士を被い始めた『影』だ。
「厳しく在れと、常に教えられて来たのだ。自ら誤りを正し、悪しきものには毅然と立ち向かうようにと。だが、何もかもをそれで通すべきではなかったのかも知れない。…一体いつからこうなってしまったのだろうな、私は」
 多少はあれ、誰も己の在り方に悩まずには居られない。始めからそう決められているのだから。個々の偏りは必要なものだった。個人には不可能でも、複数でなら実現できることの為に。彼等が全体でひとつの「正義」として機能する為に。
 だからと言って、個々の善悪も不問ではない。
「正しさとは何なのか。礼儀だ礼節だと言って、結局は相手を捩じ伏せる為の便宜なのだ。ただやんわりとした威圧と言うだけで、それが正しい力の論理とは納得できない」
 礼を重んじる意味の、明確な重要性も未だ解らないと言った。そして彼には苦悩であっても、彼は要求され続けるだろう。
「己の行動が、何故悪い方へ転化してしまうのか分からない…」
 鎧と己とに共通する心と能力に、根源的な疑問を覚ってしまった彼には恐らく、これまで通りそれらを行使することもできないのだろう。輝きを失った光輪には、何をも見出すことができない。
 今の征士には何も見えない。
 けれど、見えないことに苦悩するのはむしろ。

 迷える者の悲しみは、迷ってはならない者の嘆きを聞く。
 苦しいのは自分の方だと、誰かが哭く。
 どの空に在っても、雷鳴を耳に追い縋る雨が降るように。

「ごめん!」
 と、そこまでの話の流れを遮るように、突然伸は謝っていた。日頃の彼にしては珍しく強い声色で。
 そこには伸の意志が確と込められていると、征士が気付かない訳はない。ただ唐突な言動には唖然としていた。話を促したのは伸自身だった筈なのだ。
「何を謝っている…?」
 皆目見当が付かない征士。しばしば伸はこんな風に、突然感情的に訴え出るのを知ってはいたが、彼の中での感情の起伏は、端からはまるで憶測できないものだった。そして今は征士よりも、張り詰めた様子で言葉を綴っていた。
「僕がいい加減だったんだ、話を聞いたら何か言い返せるんじゃないかって、そのくらいしか考えてなかった。でもやっぱり無理だ、僕らみんな同じ立場から考えるのに、違う答が出る訳なかったよ」
 それだけの事にしては、必要以上に済まなそうな伸はどう理解されただろう。
「だからごめん、嫌なこと言わせちゃったね」
 最後はそんな言葉で自己完結したようだった。
 幾ら話を聞いたところで、或いは己の本心を照らし合わせたところで、思考は平行線を辿るばかりに伸には思えた。物事は何もかも取り留めなく、他の見方は幾らでも存在できるが、超現実的な非日常に於ける善悪など、人間の器で量れるものとも思えない。答を出そうと考えること自体、土台無理な話だったのかも知れない。
 答を急ぐな、とは自分が言われた言葉ではないけれど、伸はこれ以上、傷を深く抉るような時を過ごしたくなかった。征士の為に。己の為に。

 夜と嘘は優しい。白昼の真実ほど恐しいものはない。
 広く世界の平和や、秩序の正しさを願う気持はあっても、この小さな肉体の中に閉じ込められた、酷く個人的な平穏を切望する心が、僕の中に確かに蠢いていると認められる。
 正義を示す戦いの日々の中で知ったのは、皮肉にも人は、確固たる正義を己の中に持てないという現実だった。それは与えられた僕らの使命の上で、常に抗うことを強いられる哲学に思える。
 けれど、与えられる侭に変化するのが自分なら、他の影響を受けずに独自で居られるのが征士だった。どうしようもなく認めてしまう者に対して、断固否定する者も必ず居なければならない。理に適っていた。僕等は良い形で均衡を保って居られたから、それが壊されることには堪えられない。自分はともかく、僕を取り巻くものは変わらないでほしいと、ずっと都合の良いことを願っている。
 僕の為に君が居る訳ではないけれど、個人的な思いとはつまり我儘なのだ。
 欲とは即ち生きていることだ。
 いつも良からぬ思考を暴かれそうに思いながら、恐れを抱きながら君の前に僕は居る。それが普通であり日常の姿、であり続けるのを願っている。
 だから、言いたくても言えないことばかりだ。

「謝られても困る」
 ところが思いも掛けず、征士は普段の調子に近く戻っていた。そして額に手をして俯いていた伸を、不思議な感覚を以って見ている。まるで己の代わりに演じられた己の姿を見るように。それを素直に面白いと感じる心が戻っていた。
 何故かと言えば。
 起こした事件だけでなく、己の苦悩までもが彼のものとなることを、今征士は知ったので。
 伸と言う人は何処までも貪欲に、他人の荷物を持ちたがるのだ。これを面白い心の所作だと感じておかしくはない。伸に取ってはまるで、悲しみこそが財産であるかのようだと。
 そんな彼の遣り方を、征士はこれまでもずっと見て来た。そして今は、己の悔しさや情けなさは麻痺してしまう程、伸の存在が切なく感じられている。それで良しとは決して思えなかった。
 彼を救えるように、己をどうにかしなければ。
「伸は気を遣い過ぎる。私は平気だ、まあ多少落ち込んではいるが」
「多少じゃないだろ、君は嘘が下手だよ。…でも、もう止めよう」
 伸は取り乱さずに話していたが、彼の平常とは平常心を装うことだと征士は知っている。同様に己の現在もそんな感じだと判った。これで良しとも思えない。信じようとしてくれる人はいつも、陰陽を織り成す波の上で揺れている。生まれながらに不安な魂を抱えている。
「何だ、伸の方が音を上げているな?」
 だから、決して助けられる立場にはならない。それは誤った考えだとしても、彼に余裕のない様子を見せたくはなかった。
「僕に格好付けなくてもいいんだってば」
 苦しみから生まれる微笑だけは、常に失われないものだった。



「そろそろ時間だよ」
 店の壁には年代物のホールロックが、通常よりもゆったりと感じる時を刻んでいた。雲に被われたままの鉛色の空は、見る者の心を重く閉ざしてしまいそうに、何処までも切れ目なく覆っていた。外の明るさでは時間を把握できない一日も、漸く正午を迎えようとしている。
 ふと窓の外を見た伸は言った。
「…雨だ」
 しかしその音は聞こえない。ばかりか、行き交う人の手にも傘の姿は無く、又追われるように慌てて歩く者も見られなかった。
「降っていないぞ」
 疑う訳ではないが征士が一言言うと、
「ううん、もうすぐ降り出すよ」
 水の将は何処からか雨の気配を感じている。何処か、何か、形のないものから。

「あれー、おっかしいなぁ」
 数分後、店から出ようとした矢先には、そのガラス張りのドアに細かな水滴が弾けて、密かな音を立て始めていた。確かな予報だと感心している征士の横で、伸は困ったように鞄の中を漁っている。朝、鞄に入れて来た筈の傘が見当たらないようだ。入れたつもりで家に置き忘れたのかも知れない。
 雨を予想しておきながら、これではまるで意味を為さないだろう。伸に限って、と表現できる事態だ。
「『珍しいこともあるもんだ』」
 自分の傘を開きながら征士は戯けて笑っていた。
「ハ、ハハハ…」
 けれど、同じ言葉でやり込められるなら幸いだった。非が在るとすれば、誰にも平等にあると思いたかった。誰の上にも同じ雨が降るのだから、この苦しみも、誰の内にも眠りに就く時が来ると。



 どの空に在っても、雷鳴を耳に追い縋る雨が降る。









コメント)暗い話ですいません(笑)。でもまだ暫く暗いのが続くわ(笑)。他のシリーズでなるべくカバーしようと思ってるんですが…。
ところでこの話のエピソードは、トルーパー全盛当時の私の経験だったりします。89年か90年に、「ぴあ」の懸賞で21世紀FOXのペアチケットを当てて、この話の舞台である町に公演を観に行きました〜。嬉しかったです〜。
そう、当時は小劇団ブームだったんですけどね。最近は不況の煽りで殆ど生き残ってないそうです。役者をやってる友達がボヤいてますわ…。うーん。




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