* 公開作品ノート *

作品タイトルの借用元、同タイトルの作品との関係、と音楽について 。



FLASHBACK
 高橋幸宏さんの曲・アルバム「ボク、大丈夫?」より
 イントロを聞くと何故かゾウを思い出すんだけど、曲自体は普通に綺麗で切ない曲。小説の内容と歌詞は関係ないです。もっと言うと曲調と小説もまるで合わないんだけど、どうしてもこの言葉から始めたかったと言う。

ケ・セラ・セラ
 と言う曲もあるけど、フランス人の心の言葉だと言う「なるようになれ」です 。自分の書く征伸は大体そんな方向(苦笑)。ちなみに日本語版のこの歌(ペギー葉山)もいいですね。
トロイメライ
 シューマンのピアノ曲
 とても美しいけどちょっと眠くなる曲。この話は、謎の物質「トロイメン」のアイディアが、過去の別の作品にもあるとコメントに書いた通りで、「トロイメライオムニバス」のひとつと言う感じ。ちなみに過去の時もシューマンの曲から起想しました。

中学生日記
 いわずもがなNHKの番組
 このタイトル使ったのは実は二度目。別のジャンルでは馬鹿馬鹿しいギャグマンガを描いた(^ ^;。故にトルーパーのシリーズの方がずっと気に入ってます。
Promisses
 ネイキッドアイズの曲・同名のアルバムより
 第二次ブリティッシュ・インベイジョンと言う、UK音楽ブームが80年代にありまして。当時人気があったイギリスのポップデュオで、曲の原題は「Promisess Promisess」。全体的に切ない歌詞が多いアーティストだったけど、話にはあまり関係ない。

シンデレラ
 飯島真理の曲・アルバム「Blanche」より
 借りたつもりはないんだけど、よくよく考えるとこのシンデレラのイメージかも知れないと思った。映画版マクロスの挿入歌だった曲。飯島さんは馬鹿にしてると、結構素敵な曲があるんですよ。中学の頃に友人に借りて聞いたんだけど。
水面の月
 初期のトルーパー同人で、最初に出したオフ本に同名の作品があるんですが、話は全く違います。そして「水面の風」と言う当伸の作品も載っていたけど、今思うと何だこれ?なマンガでした。
CLOUDY SKY
 ジョニールイス&チャーの曲・アルバム「Tricycle」より
 度々出て来るバンド名ですが、Charのバンド、ピンククラウドの前身で、70年代後半から80年代前半に活動。曲の雰囲気は、ぼんやりした空をありのまま受け入れている感じ。小説の方もそんなイメージで。
OUR SWEET ASYLUM
 文中にある「そんな曲もあった」と言う部分の、最初の方はいくつかの曲が交じってるけど、二番目はカーペンターズの「雨の日と月曜日は」です。アルバム「カーペンターズ」より
 この曲もそうだけど、カレン・カーペンターの歌詞は、今思うとああいう死に方(拒食症)をしてしまいそうな感じがあるよね。神経症になりやすい性格だったのかな。まあ、だからこの話に使ったのです。
 尚、作中に出て来る映画は「スターシップ・トルーパーズ」です。
スプラッシュ
 80年代の人魚の映画
 主演のダリル・ハナーがかわいかったと言うだけで、実は内容を知らない。ハッピーエンドなのは知っているので、何となくタイトルに拝借。ダリル・ハナーは「ブレードランナー」も可愛かったし、「キルビル」もカッコ良かった。
H氏のバケーション
 調べたら62年の映画だった
 ある時テレビで放送してたのを途中から観た。バケーションに出かけるH一家のコメディ。勿論私が書いたのは天空のH氏であり、映画とは何ら関係ないです。
偉大なる哲学
 高橋幸宏さんの「360°」の歌詞を改変・アルバム「A DAY IN THE NEXT LIFE」より
 元は「偉大なる幾何学」と言う歌詞で、幾何数学を恋愛に当て嵌めた曲。すごく好きな曲なので、このタイトルの作品は別ジャンルにもあると言う。詳しくは後に出て来るのでそこで説明。
LOTUS
 元はYMOの曲「LOTUS LOVE」・アルバム「浮気なぼくら」より
 仏教をモチーフにした難解なラブソングだけど、昔からすごく好きな一曲で、作曲は細野晴臣。初期トルーパー同人で上記タイトルのまま本にしてますが、話は全く違います。新しく書いた方が、この曲のイメージにより近いです。
Cupid and Psyche 
 スクリッティポリッティのアルバムタイトル
 80年代のイギリスのアーティスト。気付いたらこのCD持ってないや(LPを持っていた)、すごく好きだったのに。タイトルの読みは「キューピッド・アンド・サイケ」ですが、要はキューピッドとプシケのことです。この小説の場合の当麻と秀にぴったり。
Passenger
 エルトン・ジョンの曲・アルバム「Breaking Hearts」より
 最近英国王室御用達ミュージシャンになってるけど、昔のエルトンの曲はいい曲がいっぱいです。曲のイメージはそれほど話に関係ないですが、通行人の歩くリズムが小説のテンポとは言えますね。
 とにかくここまで長い推理小説は疲れるから、もう書かないと思う(- -;
突然の贈り物
 大貫妙子さんの曲・アルバム「MIGNNONE」より
 スローで静かで、淡々と話を綴るような歌詞で、何とも言えない後味が残る曲です。この話を書く時のBGMにもなってました。丁度、この曲の歌詞の状況と、小説の征伸の状況が重なる面があって、すごく切ない気持ちになるんです。
真夏の死
 三島由紀夫の小説
 図書館で借りて読んだんですが、銀色の表紙の単行本が綺麗だった。その内容とは関係ない話だけど、タイトルは暑さに弱そうな征士のイメージだと思った(気力だけはある)。
ロングバケーション
 P-MODELの平沢進と、有頂天のケラリーノ・サンドロビッチのユニット名
 勿論他にも同タイトルの曲がありますが、この話のイメージはこのユニットが演奏した、「アナーキー・イン・ザ・UK」と「サーフィンUSA」の交じった曲(笑)。ドタバタですから。
バビロンの流れのほとりに
 JSバッハのオルガン曲
 かなり暗い曲調だけど、宗教曲は大半がそうなので曲調はともかく。タイトルは文章の意味合いから選んだもの。バビロンの捕囚から人々が散って行った後、と言うことですわ。
BLUE COLOUR WORKER
 高橋幸宏さんの曲・アルバム「音楽殺人」より
 このアルバムで一番好きな曲。シングルで発売された時は、「悲しきBLUE COLOR WORKER」と言うタイトルでしたが、肉体労働者をシニカル目線でおしゃれに歌った曲で、小説にもそんな感じを出してみました。
悪徳なんかこわくない
 ハインラインのSF小説
 本自体はそれなりに好きな本です。内容は全然関係なくタイトルだけ使わせてもらいました。いや、話の内容は征伸にならないので…。と言うか、私の好むSF小説はほとんど、同人にネタを使えないものばかりかも。
封印
 YMOのアルバムタイトル「SEALED」の和訳
 元は散解時の映画と写真集のタイトルで、後からベスト盤のタイトルになりました。一度封印しておいて、YMOは後に復活しましたけど。
 それとは別に、この話は結構古くから頭にあって、タイトルもずっとこのままです。
二人静
 私が最初に知ったのは植物の二人静で、その次が工藤静香の曲(笑)、次が能の曲、お茶菓子(和菓子)の順だった。作中にある通り、大元は能(又は踊り)の二人静だと思う。
歩いて、車で、スプートニクで
 ムーンライダースの曲・アルバム「ANIMAL INDEX」より
 曲と話は特に関係なく、タイトルが他に思い付かなかったので、色んな距離感を感じさせるこのタイトルを拝借しただけです(^ ^;。
 ちなみに私は、この曲を知った高校生の当時、スプートニクが何なのか知りませんでした;。近代の歴史を習う際に、東側(旧ソ連)のことはあまり話題にされず、冷戦だったんだなと今更感じます。
UNDER MY SKIN
 ピンククラウドの曲・アルバム「aLIVE」より
 タイトルの印象とは違い、別に色っぽい曲ではない。むしろウェスタンロック調で、ギターやドラムが目立つ荒々しい曲。だから話と合ってないけど、意味から取ったタイトルだからいいんだ…。
CRY CRY FOR THE MOON
 ムーンライダースの「紅いの翼」の歌詞・アルバム「MOON RIDERS」より
 映画を観ているような趣向の一曲。ライダースの初期(70年代)は、フランスのヌーベルバーグの影響が強いのか、今聞くと「何だこりゃ」なものも多いけど、この曲は名作だと思う。歌詞はパリの空を飛ぶ戦闘機から、月を眺める兵隊のイメージだけど、小説自体とはあまり関係ないか。
海と少年
 大貫妙子さんの曲・アルバム「MIGNONNE」より
 まだ幼さが残る少年を描いた曲として、すごくいいイメージなんです。話の中の遼と伸がそのイメージ。セーラー服の少年と海、とか言うと、ビョルン・アンドレセンを思い出すけど、それとはちょっと違う。
海と毒薬
 遠藤周作の小説
 私は映画しか知らないけど有名な小説ですね。ギャグマンガのタイトルだから、内容は当然全く関係ないけど、海で戦ってる那唖挫の絵にはぴったりなタイトル(笑)。
いざ来ませ異邦人の救い主
 JSバッハのオルガン曲
 「主よ人の望みの喜びよ」ほど有名じゃないけど、バッハの宗教曲の中では知られている曲です。死に対する矛盾を書きたかった話なので、それらしいタイトルを拝借しました。
The Morning After
 Rattの曲・アルバム「OUT OF THE CELLAR」より
 モーニングアフターと言う言葉は他の曲にも出て来るけど、この話は、後から思うとこの曲のイメージです。「起き掛けに見る悪夢」の意味。RattはLAメタルの代表的バンドです(80年代中期)。
月下の一群
 堀口大学の訳詩集・元はボードレールなどの作品
 読んだことないけどタイトルだけは有名ね。堀口大学は他に「月とピエロ」と言う訳詩集もあり、月がお好きだったんだなーと。そして話とは何も関係ない。
地球の長い午後
 オールディスのSF小説
 ファンタジーに近い未来創作物語だけど、SFとしてもまあ好きな本。私の書いた方はタイトルを借りただけだけど、長い時を淡々と過ごす意味では同じかも知れない。
幸福でない王子
 当たり前だけど「幸福な王子」のもじり
 童話の中では、グリム童話の不気味さ、イソップ童話の残酷さが印象にあるけど、子供にはそういう原始的感覚が受けるのかな。私も子供の頃は、松谷みよ子の無気味な話が好きだった。尚、私が書いた方の話は征士の基本の姿です。
MY DELICATE ONE
 ピンククラウドの曲・アルバム「INDEX」より
 初期トルーパー同人でもこのタイトルを使ったけど、それだけ好きで思い入れのある曲。拝借した意味的には、征士が伸に思うこと、かな。ちなみにピンククラウドは80年代後半〜90年代半ばまでで解散。
既成事実
 高橋幸宏さんの曲「FAIT ACCOMPLI」の和訳・アルバム「BROADCAST FROM HEAVEN」より
 爽やかで好きな曲だけど、日本語で「既成事実」と聞くと印象悪いのを、逆手に取って素敵にした曲ですね。まあ小説も「子供が出来た」って展開だけどね(^ ^;。
 ジャズトロニクの曲・アルバム「七色」より
 原題は「SAMURAI」で海外でも発売された。新しくトルーパーアニメが作られる時は、是非こういう曲をOPにしてほしいと思った曲。日本の伝統的な侍と言うより、ワールドワイドなサムライのイメージね。
外国人侍
 桃太郎侍のパロに決まってる
 元々帯時代劇は好きじゃなくて、まともに観たのはこれと、風間杜夫の銭形平次、誰のだか忘れたけど遠山の金さんしか知らないの。だからこの三作品の設定が交じったマンガになってます。因みに、本に書いた部分はギャグだけど、シリアスな続きもあったりする(未発表)。
怨敵退散!
 この話を書いている間中聞いていたのが、ジャズトロニクの「Just as me」と言う曲・アルバム「SET FREE」より
 小説とは何も関係ないのに何故かハマるんです。話の内容と言うより、征伸の軽妙なやり取りの部分に。なのでこの乗りで、続編も書きたい気持ちがあったんだけど、家で起こる「怪現象」が怖くて、手を着けられなくなったと言う…。
Sometimes Samurai
 テイトウワ君の曲・アルバム「FLASH」より
 おまけ本のタイトルなので、「侍」に合わせ、単にサムライと言う言葉を拾っただけです。テイ君の曲は多くが実験音楽に聞こえるけど、ハマる曲はすごくハマるから不思議ですー。
摂氏37度のピクニック
 元はムーンライダースの曲「急いでピクニックへ行こう」・アルバム「AMATEUR ACADEMY」より
 これ、ものすごく官能的な一曲で、正にやってる感がすごい。そしてあまりにも暑そうな内容の歌詞のため、「摂氏37度」と付けたけど、小説はコメディに逃げた(笑)。
予言の鳥
 シューマンのピアノ曲
 「トロイメライ」に比べると暗いけど、イメージの湧く素敵な曲です。単に「予言」と言う単語でタイトルを借りただけだけど、元々ナイチンゲールのことではないかな。
Present
 高橋幸宏さんの曲・アルバム「Saravah!」より
 このアルバムはYMO結成前の、幸宏さんのソロデビューアルバムで(78年)、当時はキングレコード所属でした。もしそのままキングにいたら、アニメ音楽を担当させられたりしたのかな…なんて思うこともしばしば(笑)。
 それはともかくこの話もかなり昔から頭にあって、タイトルも変わらず、長く存在する征伸です。
POISSON D'AVRIL
 高橋幸宏さんの曲・アルバム「四月の魚」より
 三宅裕二主演の映画のテーマ曲で、タイトルはフランスの魚型のパイのこと。元々「春らしいトンチキ騒ぎ」の意味で、お菓子にもそこから命名されたので、小説のイメージにはぴったり。だけど肝心の映画は観れてないの…。
原罪
 話の中に出て来た、「無分別は身を滅ぼす」と言う言葉が出て来た映画は、「アナザーカントリー」です。憶えのある方もいたんじゃないかな?。と言うか、伸さん何故そんな映画を見たの(笑)
 これを書いてる時はトルーパーの「星のララバイ」を何度か聞いていたわ。「Message」の挿入曲はこれが一番好きと言うか、元々二曲しかないけど。
木花開那姫
 能の「桜川」のギャグ
 知ってる人はより笑えたと思う。タイトルも「この花咲くや姫」を、「この花咲くな姫」にしたの気付いたかな?。ノーマル系アンソロジーに載せたものなので、知ってる人は少ないかも知れない。
Once I was Young
 ジャパンの曲「The Art of Parties」の歌詞・アルバム「Oil On Canvas」より
 日本で人気のあったあのジャパンですよ(78年〜82年)。トルーパーブームの頃は、ジャパンが好きだった書き手さんに、よくよく遭遇したものです(サムライキッズの編集にもいた)。そんな意味でも「若い頃があった」と懐かしく回想。
愛と青春の苛立ち
 映画タイトルを改変
 ギャグマンガのタイトルだし、コメントはどうでも良かったけど一応書いておく。リチャード・ギアは特に好きじゃないけど、観た中では「プリティウーマン」か「シカゴ」が好き。
360°
 高橋幸宏さんの曲・アルバム「A DAY IN THE NEXT LIFE」より
 このタイトルを使ったのは、過去の別ジャンルのマンガとこの小説。つまり二度目ですが、「アインシュタインは証明してみせた、x+y=あなた、私=あなた」と言う、図形的イメージの湧き易い歌詞が、タイトル使用リピートに至った原因です。
 同タイトルの作品は大したもんじゃなかったので説明は省略。
天地創造
 60年代の聖書物語の映画
 主演マイケル・パークス。トルーパーの新たな展開に合わせて、壮大なイメージのタイトルを…と思って拝借した割に、話はそんなに壮大でもないと言う(笑)。
Little Knowrigde
 スクリッティポリッティの曲・アルバム「Quipid & Psyche 85」より
 単語の意味からタイトルに借りました。このアーティストは元々、かわいい音色、かわいい曲調なのが気に入ってます。これもアンソロジーのマンガなので、知らない人いるかな?。
DO YOU WANNA FLY?
 ブランニューヘヴィーズの曲・アルバム「we won't stop」より
 タイトルを借りただけで、曲自体はちょっと暗いイメージ。いや、それで当麻の内面のイメージには合ってるかな?。征当アンソロジーに載せたマンガなので、知らない人多数だろう。
母なる夜
 ヴォネガットJrの小説
 ヴォネガットの話は特殊な物語が多く、この本は「ナチス党員の手記の創作」だけど、タイトルを借りただけの割に、言いたいことは少し似てる部分があるかも知れない。光は闇に含まれるんですよって。
THE DEATH
 タロットのカードのひとつ、死神の象徴。別に悪魔とか死神とか言うイメージは、特に好きじゃないんだけど、作中にもある通り神のひとつには違いないので、当然御利益もある筈。
Hair Do
 AIRの曲・アルバム「WEAR OFF」より
 フランスに同名のバンドがあるけど、日本のピンアーティストの方(90年代後半)。歌詞を以前別ジャンルのマンガに使い、雑多な感情から洗われる感じがハマりでした。タイトルの意味はこの小説の方が合ってます。
 また、作中に出て来る映画は「HAIR」と言う、元は舞台だった映画(70年代)。ベトナム戦争に反対するヒッピーの話です。
DEIXA
 小野リサさんの曲(元はバーデン・パウエルの曲)・アルバム「RIO BOSSA」より
 このCDすごく好きなんだけど、実は父からの借りパク(笑)。ブラジル語(ポルトガルとは少し違う)で「放っといて」と言う意味だそうで、その通りの征伸を描いたつもり。
TIGER EYES
 ジャズトロニクの曲・アルバム「en:Code」より
 元はマキシシングルだった曲で、アルバム収録のはリミックス版。白炎がメスだったら、もしかしたら遼にこんな風に恋するかな?、と思える歌詞。だけど小説はそこまでの内容じゃないです。
幻想即興曲
 ショパンのピアノ曲
 これに説明付けてどうする…と言う有名曲ね。過去のトルーパー同人でも、現在の同人でも、ジャンル・カップリング問わずよく見るタイトル。
少年達の青写真
 「青写真」の部分だけ、P-MODELの曲「BLUE-PRINT」の和訳・アルバム「POTPOURRI」より
 青写真と言う単語が、元々当麻のイメージに合ってるんで、昔からずっと使いたかったタイトルをやっと使えた。征伸以外は、いいタイトルがあっても使い所がなくて、いつまでも眠ってるものが多くあるなぁ。
In Dulci Jubilo
 JSバッハのオルガン曲・邦題は「甘き喜びの内に」
 邦題でも良かったんだけど、単なるクリスマスの話なのに、内容を勘違いされそうな気がして原題のままに(*^ ^*)。オリジナルはドイツ語です。
Paradise Lost
 坂本龍一教授の曲・アルバム「音楽図鑑」より
 このアルバムで一番好きな曲。なんかこの方は「さん」付けで呼ぶと違和感がある…。曲のイメージは本物の征伸の方で、要は「失楽園」。偽鎧のイメージは特にありません(笑)。
朝日のような夕陽を連れて
 第三舞台の戯曲(上演81〜97年)・鴻上尚史作
 実はこの舞台は観てなくて、台本を読んだことがあるだけです。第三舞台で一番好きなのは「デジャビュ(上演83・86年)」。だけど、小劇団の舞台の話は書いても、基本的にもう観る機会がないから意味不明ですよね…。
Love Trive
 ジャズトロニクの曲・アルバム「Beauty Flow」より
 日本語版の歌詞は当遼っぽいので英語版を採用(^ ^;。意味は「愛の系譜」とでも言うのかな。元のトルーパーの時代から、長い時が経っていることを表したかった。
21世紀のハレルヤ
 この話、原案の段階ではカトリーヌ・ドヌーヴとデヴィッド・ボウイの映画、「ハンガー」のイメージで書こうと思ったのに、全然違うものになってしまった。まあ面白かったらどうでもいいわ。
理の夢
 ミック・カーンのアルバムタイトルを日本語訳
 元ジャパンのベーシストだけど、最近50代でガンで亡くなられたそうです。アルバムタイトルと小説の内容はほぼ関係ありません。タイトルを借りただけです。
電車でGo!
 ハルメンズの曲・アルバム「ハルメンズの近代体操」より
 ハルメンズはパール兄弟、ゲルニカ、ヤプーズ、ヒカシューなどの前身で、80年前後に活動したニューウェーブバンド。この曲は戸川純がカバーして有名になった。ゲームのタイトルもこの曲から来てると思います。電車ギャグマンガだから「電車でGo!」とは単純…。
海潮音
 カール・ブッセの詩
 「私の耳は貝の殻」と言う有名なフレーズのやつです。正に音のお話だったので、小説の内容に合ったタイトル借用ですわ。
FREE SPIRIT
 ジョニールイス&チャーのアルバムタイトル
 古いライヴ盤だけどかっこいいです。場所は日比谷野音で79年。70年代の自由運動を流れに組む感じと、征士の自由さのかけ合わせなイメージで、初期トルーパー同人でもこのタイトルを使おうとした(けど落ちた)。
雷鳴と雷光
 ヨハン・シュトラウス2世のポルカ
 私の小説はともかく、いわばフォークダンスであるポルカに、何故こんなタイトルを付けたんでしょうね?。ダンスが軽やかなので、小説も軽やかに進行。
BACK TO LOVE
 ブランニューヘヴィーズの曲・アルバム「Brother Sister」より
 基本的に女性ボーカルのバンドだけど、これはドラマーの男性とデュエットの曲。「愛に戻る」、その通りの話にしたかったんだけど、やっぱり煮え切らずに終わってごめん(^ ^;
朽木桜
 僧の発心本、と日本文学史に書いてあった。多分とても難しい本なので(無論読んだことはない)、書いた小説も難しいテーマになっちゃった。でも好きなイメージです。
恋は永遠の輝き
 ジュエリーマキだかデビアスだかのCFで、「ダイヤモンドは永遠の輝き」と言っていたので(笑)。ダイヤモンドの話じゃないけど、宝石屋のイメージから付けたタイトル。
雲中飛行
 山田ミネコさんのマンガのタイトル
 らくがきにもある「最終戦争伝説」シリーズのひとつ。マンガと私の小説は全く関係なく、FF7の話だって言う。
 しかしオウム事件のせいで、何の関係もない山田先生が、ドン伝シリーズを描けなくなったのは、当時はすごく腹が立ったわ。チベット密教を描いたらオウムの宣伝と看做すって、横暴にも程がある。
仕事を終えた僕たちは
 高橋幸宏さんの曲・アルバム「ONCE A FOOL」より
 都会の大人の恋愛劇ってイメージの曲。歌詞は矢野顕子。イメージの湧きやすい曲だけに、もうちょっとそれに合う話にしたかったんだけど、最終的に捕物帳で終わった(笑)。
恋衣
 与謝野晶子の小説
 一部読んだけど、私がこの話を説明してもしょうがない。タイトルだけ借りたようなものだけど、服の話だからこれで良し。
アナザードア
 高橋幸宏さんの曲・シングル「前兆」のカップリング
 透明感があって綺麗な未来を感じる曲だけど、最近出たベスト盤までアルバム未収録だったと言う。小説にはタイトルの意味から拝借しました。
moon beam
 ジョニールイス&チャーの曲・アルバム「OiRA」より
 とても暗いロック。ジャンルはプログレに近い。しかし月のイメージとしてはとても優れた曲で、ずっと気に入っていたんです。長く暖め続けてやっと曲のイメージで書けた話。
三界の光
 イメージはジャズトロニクの「Flashlight」・アルバム「Dig Dig Dig」より
 リメイク元の小説とテーマを変えたことで、新しいイメージを書きながら聞き続けていたら、iPodの再生回数が550回を越えていた。とにかく新しく何か始めよう、と言うイメージにぴったり。
 同タイトルの高橋幸宏さんの曲もあり、96年発行のトルーパー本のタイトルに。こちらは作詞高野寛、アルバム「Fate of Gold」より。
薔薇色の明日
 高橋幸宏さんのアルバムタイトル
 しかし幸宏さん多いな。御本人が6/6生まれだからか、征士のイメージに合ってる印象で。「薔薇色の明日」なんて言うアルバムタイトルも、あまり他のアーティストは付けないし。
ボクラパノラマ
 ハルメンズの曲・アルバム「ハルメンズの近代体操」より
 「電車でGo!」と同じハルメンズの曲。正しくは「ボ・ク・ラ パノラマ」と言って、どちらも戸川純のゲルニカでカバーされてます。歌詞「ぼくらはパノラマ、きらめく謎の少年少女」と言うのが、学園物を思わせたのでこの本のタイトルにした。
天降言
 田安宗武の和歌集のタイトル
 田安宗武は徳川吉宗の次男で田安徳川家の祖。文武両道で優れた人だったとか。この「あもりごと」と言う言葉があまりに素敵すぎて、いつか何かの作品に使ってやろうと思ってたけど、当麻に関する話を書いてやっと使えた。
星落秋風
 コメントにある通り土井晩翠の散文詩のタイトル
 これも「天降言」と同じで、当麻のイメージなので使ったけど、諸葛孔明の詩なのも、星、秋、風と言うモチーフももろに当麻っぽくて、何でこんなにぴったり嵌まってるんだろ?、と不思議に思うくらいです。
金葉・千載
 共に勅撰和歌集のタイトル
 どちらも百人一首の話なので、和歌にちなんだタイトルを付けようと思い、ものすごく安易に拝借した(笑)
夢三夜
 夏目漱石の「夢一夜」又は「夢十夜」の改変
 小説の出だしも「夢一夜」のままパクってみた。他にパロディオムニバス映画「夢十夜」と言うのもあり、実写9本の中に紛れて、天野喜孝のアニメが1本入ってます。「天使の卵」を思い出す幻想的な作品だった。他の出演は小泉今日子・山本耕史・松山ケンイチなど。
Flower Traveling
 内田裕也のバンド名の一部
 正しくはFlower Travelin' Band。日本のロックの先駆で、日本最高のロックバンドと言われた。70年に結成して解散、最近また活動を始めた。と言うことは知ってても、実は3曲くらいしか知らなくて、可愛らしいバンド名ばかりよく憶えてる(^ ^;。
 当時のアメリカの反戦文化、フラワームーブメントに由来するのかな?。花が題材の小説だから借りたけど、言葉としてはセンスいい言葉だと思う。
Sweet Rain
 ジャズトロニクの曲・アルバム「Repro」より
 このアルバムのバージョンも大好きだけど、2013のスタジオライヴ盤のアレンジバージョンもいい。雨音のリズミカルな激しさと雨の日の叙情、両方を合わせ持つすてきな曲なので、雨を題材にした小説に使いたかったのです。
新東京正義之士
 話の中に出て来る通り音楽ユニット名
 三柴江戸蔵は筋肉少女帯のメンバー、と認識してる人が多いと思うけど、メジャーデビュー頃に加入しただけで、元々地下系ジャズピアニスト。かっこいいユニット名だったので拝借した。
 この頃同じナゴムレコードに所属していた人で、最近有名なのはピエール瀧と田口トモロヲ。どちらも役者として有名になったけど、この辺の人は音楽パフォーマーと言う感じで、元々演技的な活動もやってました。
King Vermilion
 キングクリムゾンと言うバンド名のもじり
 プログレッシブロックと言うロックのジャンルがあり、私が子供の頃最盛期だったけど、今はそれメインのバンドは見ないです。
 と、それはいいとして、このシリーズ小説は各鎧の色をタイトルに入れたくて、でもオレンジ色、朱色をタイトルにするのが難しく、バーミリオンと言う英語にしてしまいました。意味は「最上の朱」と言うところ。
more! more! more!
 Capsuleの曲・同タイトルのアルバムより
 Perfumeやきゃりぱみゅのプロデューサーとして、最近めちゃ忙しい中田ヤスアキの本業ユニットですが、この曲はテクノの神髄と言える音色重ねがすごくて大好き。そのギュッと詰め込んだ感じでマンガも描いてみた。
 でもCapsuleらしさって、歌詞がかなりネガティヴな点なので、私の征伸にはあまり合わない感じ(笑)
音の絵
 ラフマニノフのピアノ練習曲
 この話を考えた頃はタイトルに迷ってて、音楽がテーマだからと色んなジャンルの曲名を思い浮かべたけど、丁度父がこの「音の絵」のCDをアマゾンに注文して、じゃあそれにしようと結構適当に決めてしまった(^ ^;
悪夢の実験室
 映画タイトルを改変
 元は「悪夢のエレベーター」、内野聖陽主演、堀部圭亮監督。役者が撮ったマイナー映画だからと馬鹿にしてると、実はかなり面白いミステリーコメディ。原作付きだから安心の内容でおススメです。映画の話と小説の内容は全く関係ないです。オチに「ええっ?」となるのは映画の方。
雷太郎強悪物語
 式亭三馬作、歌川豊国画、の合巻のタイトル
 江戸時代の庶民の読物、黄表紙と言われるもの。これは江戸末期の仇討もので、かなり陰湿で残忍な内容の本だったとか。もちろん私が書いたものは全然筋が違うし、ヤクザは出て来ません(笑)
夢狩
 辞書には載ってない言葉ですが、このタイトルは萩尾望都先生の「銀の三角」に出て来る、ラグトーリンと言う不思議な女性のことを、夢狩と表現していてそこから借りたもの。この話のタイトルかなり迷ったんだけど、結果的に良いイメージをもらって来た感じ。
シシリエンヌ
 フォーレのピアノ曲
 「シチリアーノ」とも呼ばれる有名な美しい曲だけど、主旋律が弱いのか、バンブラDXのジャズアレンジ版は、最初何の曲かわからなかった。繊細さや弱々しさも美の女神のイメージなのかな。
 尚、アフロディーテは美の女神なのに、冴えない容貌の鍛冶の神と結婚すると言う、ギリシャ神話のエピソードも好きです。征伸はそれには当て嵌まらないですが。
水の中のナイフ
 ムーンライダースの曲・アルバム「CAMERA EGAL STYLO」より
 この曲のタイトルは、62年のポランスキー映画のタイトルを引用してるんですが、それは見たことがなく、話の中に出て来る映画は「羊たちの沈黙」だったり、ちょっとややこしくてすみません(^ ^;
Heartbeat
 TAHITI 80の曲・アルバム「Puzzle」より
 征伸百科Hの元ネタは、この曲を聞いて構想したので一応ここにも書いておく。タヒチ80はフランスのバンドで、日本人アーティストがそのデビューに関わり、日本で爆発的人気が出た。99年、その最初のリリース曲がHeartbeatなんだけど、私がすぐ気に入ったように、日本人に受けそうな爽やかな曲で、PVから受けるカラフルな恋のイメージも良かった。
輝ける森
 David Sylvianのアルバム「Brilliant Trees」の和訳
 Japanのボーカリストだった人。原題を単純に訳すと「輝く森」だけど、さすがにつまらないのでちょっと変えた。森と言う言葉は征士の緑、仙台のイメージにも合ってていいですよね。
浮気なぼくら
 YMOのアルバムタイトル
 ギャグマンガのタイトルなので、わざわざ書く必要もないけど、個人的にこの頃のYMOはあまり好きじゃなかったなぁ。最後のアルバム「SURVICE」は良かったけど、好きなのは二枚目か三枚目くらいの曲。
P Y T
 マイケルジャクソンの曲・アルバム「Thriller」より
 本では、Pretty Young Trooperと変えたけど、元はPretty Young Thing。まあ、当時のレーガン大統領が演説で引用したくらい、有名な曲なのでそれ以上説明はしませんが、マイケルの中ではかわいい曲調で好きでした。
ささめごと
 連歌本のタイトル・心敬著
 ささめごととは「私事」の意味で、ほんの小さい事と言うイメージの小説に合ってたんで、タイトルを拝借しました。
 Every little things he doesと言う副題は、The Policeの曲タイトルを改変・アルバム「Ghost in the Machine」より
 日本では「マジック」と言うタイトルで知られる曲で、元はheじゃなくsheだけど、伸は男だからそこを変えて、〜is magicの部分を切った。日本のバンド、Every Little Thingsもこの曲名から取ったものだと思う。
SCUBA
 P-MODELのアルバムタイトル
 宝島(雑誌)のカセットブックシリーズのひとつ。だけど正式なアルバムには認められないらしい(平沢進と三浦俊一ふたりだけの作品な為)。80年代のライヴでは、よくこのアルバムの曲やってました。「FISH SONG」が素晴しく好き!。
 収録曲は海に因んだものが多く、カセット以外の音源を持ってないのが残念なところ。
シンモウリのすべて
 映画タイトルを改変
 一時すごく話題になった、岩井俊二監督の「リリィシュシュのすべて」が元。小説の内容と映画は全然関係ないけど、元の映画結構好きなので(話は陰惨な青春ものだけど映像と音楽が良い)、興味があったら観てみて下さい。すごく若い頃の市原隼人、蒼井優が出てます。
SOUND OF THUNDER
 ハリウッド映画のタイトル
 原作はレイ・ブラッドベリのSF小説。タイムマシンで古代を探検するツアーに参加した人が、古代の蝶をうっかり踏ん付けたら、未来の世界が崩壊してしまったと言う有名な話。小さな出来事が後で大事になると言う、小説の内容に合わせて拝借したタイトルでした。
70億の天国
 高橋幸宏さんの曲タイトルを改変・アルバム「BROADCAST FROM HEAVEN」より
 この曲が発表された90年代半ばでは、地球の人口は約60億人だったので、曲のタイトルも「60億の天国」だったんだけど、今に合わせて70億にした。この後もっと増えるのかなー?
くるえるしー
 原題は英語でCRUEL SEA。P-MODELの曲・アルバム「太陽系亞種音」より
 この曲も、昔ライヴでよく聞いたのに、何のアルバムに入ってたっけ?、と調べたら未収録曲だった。P-MODELは87年頃メンバーの入換えが激しく、「MONSTER」と言うアルバムを出すつもりがお蔵入りになり、これはそのアルバム用の曲。
 16枚組の全曲集に収録されたけど、そこまで熱狂的ファンでもないからちょっと買えない(^ ^;。また、曲調的にそこまで好きじゃなかった曲でもあるw。同名の映画もあるようだけど、それとは全く関係ありません。
くるえるさまー
 原題は英語でCRUEL SUMMER。バナナラマの曲・多分アルバム「愛しのロバートデニーロ」に入ってると思う
 84年のヒット曲で、イギリスの女性三人ボーカルグループ。当時しょっ中このPVが流れてたので、ひたすら懐かしいです。マイナートーンなのにとても夏らしい不思議な曲。
あの夏に生きる
 ブランニューヘヴィーズの曲を和訳・アルバム「SWEET FREAKS」より
 元はWe live for the summerと言うタイトル。2014年に発売されたアルバムの中で、私がすごく気に入った曲です。2015年に「今年のテーマは海!」としたのもこの曲の影響。
 ブランニューヘヴィーズは2006年のアルバム以降、ボーカリストが決まらなかったり、色々あって長く活動休止していて淋しかったけど、久し振りのこのアルバムがすごく良くて、私の気持も一気に上昇しました(^ ^)
醒睡笑
 安楽庵築伝と言う方を御存知かしら。豊臣秀吉のお気に入りだった笑い話の作者です。その方の滑稽本のタイトルだけど、一応羽柴繋がりで当麻が主人公の話に使った。それだけなんだけど、当麻のイメージには割と合ってると思う♪
夕凪
 Nav Katzeの曲・アルバム「OyZaC」より
 女性三人のバンドで、海だったり水だったり、女性らしい曲が素敵なバンドだったけど、メジャーにならずに終わったのが残念だわ。こっちが消えて、5678'sが残ったのが不思議でならない。この曲はセミアコのギターリフが良く、黄昏時の気分がすごく好きなのです!。よって曲のイメージから話ができた。
水のまねき
 Nav Katzeの曲・アルバム「OyZaC」より
 あらっ、そう言えば同じバンドが続いてすみませんと、コメントに書いてましたね。「夕凪」に比べるとこの曲はファンタジーな歌詞だけど、伸さんのイメージに合うので続けて使ってしまった。
 尚、話に出て来る、三十才になるのを死ぬほど嫌がったミュージシャンとは、ムーンライダースの鈴木慶一さんです。本当に病的だったそうです(^ ^;
FESTA DE RUA
 日本語タイトルは「街のフェスタ」。ドリヴァル・カイーミの曲・小野リサのアルバム「RIO BOSSA」より
 所謂ボサノバですが、アントニオ・カルロス・ジョビンも尊敬する偉大な作曲家、なんだそうです。確かにブラジル(南米)の人の心の表現として、すごく優れた歌詞だと思うし、私もとっても好きです。作中に少し歌詞を入れてますが、とりあえずバティに捧ぐ。
ハチイチヨンイチ
 サディスティックミカバンドの曲「ファンキーMAHJANG」の歌詞・アルバム「HOT! MENU」より
 麻雀の話に安易にタイトルを借りようとしたら、歌詞に謎の数字が含まれており、そっちをタイトルにした。単なる語呂合わせで「パイヨイ」って意味だけど、雀荘などで使う言葉なんだろうか。作詞は高橋幸宏さん。若かりし幸宏さんは結構俗っぽくて面白いですw
 しかしミカバンド、海外に出た日本のバンドとして偉大な功績がありながら、メインメンバーの離婚で解散、後に加藤和彦が自殺と波乱万丈だったな…。ミカバンドのテイストは、何処か破天荒で不安な感じはするけど…
メタモルフォセス
 あえて書く必要もないけど、オウィディウスの「転身物語」の原題
 話に合わせ羽化するイメージがほしかったので、このタイトルを拝借しただけ。英語でメタモルフォーゼと言うと、ZABADAKの「水のルネス」の歌詞が思い浮かぶけど。
30代をいじめないで
 ムーンライダースの曲の和訳・アルバム「DON'T TRUST OVER THIRTY」より
 アルバムの表題曲だけど、小説もまんまな内容なら、曲自体まんまな曲です。でも年令へのものすごいこだわりから、変な乗りの鬱アルバムが生まれ、その後五年間活動停止って流れが今思うとすごい(^ ^;
 蛭子能収が作詞した「だるい人」とか、四十男の悲哀の歌だけど、十代の私は笑って聴いてたな。今は笑えないw。そしてかしぶち哲郎氏が亡くなってしまった。淋しい。
〜以降適当に続く