Passenger
#特設コメント っていうか容量ギリギリで入らなかった


 終わりました…、書き終わってみると、いかにもフィクション推理小説って感じの内容でしたが(苦笑)、SMネタばかりやってる推理作家(プロ)もいることだし、「ちょっとだけ飛躍的なトリック」という程度が、読み物として丁度いいのかなっと思いました。横溝正史のシリーズなどは、中学生の頃ちょっと凝ってましたが、あんな世界もありそうでないですね(笑)。そこがいいんだと思います。
 しかし奇跡の様ですこの一ヶ月。まさかこんなに文を書き続けることになるとは、ホントに予想しなかったんです。最初は4〜5ページで終わると思ってたんですよ!。ところが4ページ書き終えたところで、「全然足りない!」とマジ焦ってしまいました。私の見当違いと言うか、推理小説を真面目に書いた事はなかったので、これだけ書かなきゃならないもんだったとは…って感じです。
 これでも結構余計な記述ははしょってるんです。あまりに長くなりそうなので、雰囲気のある情景描写などは、5ページ以降は殆ど入れられませんでした。そこまでじっくり書いたら多分、あと4ページは増えます(笑)。でも時間がね…。この後やらなきゃいけないサイト予定もあって、しょうがないです。結局12ページにも収まらなかったし。

 ところでこの小説のネタは、随分前に考えたものなんです。多分95年か96年頃。ただし、最初から殺人事件としておきながら、事件自体を思い付かずに、そのままネタとして放置されてました(笑)。それが先月の頭頃、母がサスペンスドラマを見ていた時に、その横でふと事件を思い付いて、「そう言えば事件ネタの話があったよな?」と、当てはめてみたらマッチしてくれたので、早速書くことにしました。
 いや、この例じゃないけど、私はネタだけは沢山ストックがあって(苦笑)、でもそれを形にできると判断できない内は、やっぱりネタのまんまで終わっちゃう訳です。勿論中には、書いてもろくなもんにならないネタもありますが(汗)、できれば多くの子を世に出してあげたいですよね。そういうつもりで今回は頑張りました〜。
 でもでもっ、推理小説はやっぱり、辻褄を合わせる事に非常に苦労しますね。いかにも単純な話だったり、記述があやふやだったりすると推理を詰まらなくするし、と思って、今回この小説の為に書いたプロットは9枚、メモ大量、それらをいちいち確認して書くのは骨でした。ちなみに普段はメモ一枚か、全く何も無しで書いてるんですよ(笑)。それだけ苦労したってことをお伝えしたいです〜、くくく。

 それにしても、疲れたけど楽しかったです!。結局最後まで実行犯の名前は出さなかったけど、勿論誰だかわかりましたよね?。そう「このカプ好き」って、サイトのどこかでも言ってました私。犯人当てクイズの正解者はナシだったけど、その辺は術中にうまく嵌まってくれたかな?、と思います(笑)。しかし!、一番書きたかったのは伸ナス(逆か?)だったんです!。もう、それの為にここまで書いたようなものなんです!。こういう形の伸とナスティが好きだ〜〜〜。
 それからちょっと大人な秀もスキ、女性キャラを沢山出せたのも楽しかったです!。いや、そこまでは良かったんだけど、書きながらアヌ×ナスにウキウキしてたら、ふとアヌ×征のネタを思い付いちゃって不覚(笑)。とゆうかメインは征伸の話なので、いずれセカンドシリーズの方に入るでしょう。これもまた、過去に出来てるネタにうまくはまっちゃったんです(苦笑)。

 そんな訳で、パラレルは色々遊べて楽しいですが、質の良いパラレルを書くのは難しい、とゆうお話でした…。楽しんでいただけましたでしょうか?。この話のちょっとした後日談もあるんだけど、次の大物は時代劇かSFにする予定よっ!。

 2003.5.29 ゆだみえこ


●校正・加筆に寄せて●

 上記の通り、当時は急いで急いでとにかく終らせた!、と言う感じだったので、字の間違い、字の重複・欠如を多く残したままでした。それから一年以上経って、この度ようやく一念発起して校正しましたが、まー、とにかく長くて、読み返すだけでも時間がかかるので、なかなか手を付けられなかったんですよ。どうにも気乗りがしなかったんです、正直。何しろ新作を二、三本書ける時間が潰れるしねぇ、普通の小説と違って、一字一句注意して読まなきゃならないし、推理小説とは面倒な文章でした…。
 それで、折角だから字の校正ついでに、同じような言葉遣いが重複する箇所、分かり難い説明や表現も直してみました。更に説明の足りてなかった所も、ちょこちょこ追加を入れました。お陰で尚時間がかかったんだけど、前よりぐぐっと良くなったように思いますっ。 元の文と、段落の切れ方まで変化した所もあるけど、それはページ毎の容量が一杯になった為、苦肉の策って感じです。容量オーバーのページが次々に出て、エディタでしか開けなくなったものを編集し直したり、何か、小説を書いててこんな作業をしたのは始めてです(笑)。
 はー。終った今はとにかくほっとしてます。よく短期でこれだけ書いたな、と今も思うんだけど、神経を使ったのはむしろ校正の方でした(- -;。自業自得とは言え参った参った。最後に一言、征伸と当秀に幸あれ…。あ、続編の方も宜しく…。

 2004.10.1 ゆだみえこ


●何度目かの更新追記●

 警察組織の名称に誤りがあったのと、ついでにその他の、紛らわしい名称や微妙に違和感のある設定を、全体的に修正しました。
 暇な時間を見付けてはちょこちょこ…、と言うペースだったので、足掛け五ヶ月掛かってしまった。本当に長くて厄介です(^ ^;

 2011.9.1 ゆだみえこ



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