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第二回目は、以前はタイムボカンシリーズを描いたけど、資料が行方不明になったので急遽変更しました(^ ^; トルーパー放送以前に、一番好きだったアニメ「銀河旋風ブライガー」です。スパロボに登場したせいか、リアル世代以外でも知っている方がそこそこいますね。ただ、「J9って知ってるかい?」はバクシンガーなのでお間違いなく…。 で、この配役なんですが、髪型のイメージからキッド(伸)とお町(ナスティ)はすぐに決まったものの、ボウイは本当は当麻の方がイメージに近いです(^ ^;。ただ設定が「元レーサー」と言うのが引っ掛かり、やっぱり征士にしておきました。元々自分がボウイ×キッド、アイザック×お町だったこともあり、この方がしっくり来るし。 アイザックはカオスにしようと考えていたのも、カプ的に朱天の方が良いので変えました。と言うか、この絵のアイザックの決めポーズを想像した時、カオスの笑顔が想像できなかったわw。このアニメは明るくてノリのいい話なので、目許が暗いキャラとか、どうもあんまり似合わないのです。 ■銀河旋風ブライガーの思い出 思い出はいっぱいありすぎて、とても書き切れないんですが、とにかくイメージがかっこいい、設定もかっこいい、ロックギター調の音楽もかっこいい、80年代初頭のロボットアニメの中で、革命的にかっこいいアニメだったのです。 作画はかなり雑だった筈なのに、それだけ格好良さを感じたのは、当時のスタッフの心意気が一番大きい。新しい時代の価値観を盛り込んだ、新しいロボットアニメを作ろう、と言う意識に溢れた作品です。金の為に戦う職業集団のコンセプトは、本当に新しかったんですよ(o´∀`)b で、小学生の当時、アニメの絵を描く行為はあまりしなかった私ですが、ブライガーの絵はよくよくノートに描いていました。故小松原一男氏の、シャープで動きがあって、何処か色っぽい描画がとても好きだったです。故・金田伊巧氏のOPも、後のアニメに影響を与えるかっこ良さだった。 小松原氏はこのJ9シリーズより、「ヤマト」を始めとする松本零士作品、「ルパン三世」シリーズの方がずっと有名だけど、原作があるものと無いものでは自由度が違う。J9シリーズは、設定やシナリオの自由さだけでなく、小松原氏のデザインも、当時のアニメのセオリーを外してて、目新しかったと思いますね。 しかし、メインキャスト四人の内、ふたりの声優さんが若くして亡くなられたのが何とも辛い。塩沢兼人さんの声が大好きだったので、訃報を聞いた時は本当に切なかったです。再放送もあまりないし、DVDボックスは高いし、これだけ鮮烈に印象に残ってるのに、見られる機会が少ないのも残念過ぎる。どうにかならないものか… と思ってたら、2016年に本当に久し振りの再放送があり、喜んで無配本を作ってしまいました♪。ついでに調べたら、何故長く再放送が無かったのか、その真相も知ることができました(- - ; 制作していた国際映画社が、80年代半ばに倒産した為、後にフィルムが何処にあるか判らなくなっていたそうです。当時は現代のように、子供向けアニメのコンテンツを大事にする、と言う発想があまり無い時代だから、その辺の管理も適当だったんでしょうね。人気あったのに… また、その無配本にも書きましたが、初めて同人誌に触れたのもブライガーで、「やおい」と言う言葉を知ったのもこの時です(苦笑)。当時は違う意味の言葉から、BL的な意味に変わって行く過渡期で、本により解釈が違う感じでしたね。 ちなみに「山なし落ちなし意味なし」の、しょうもないマンガを指す言葉だったんだけど、今はBLと言う新たな言い方ができたし、もう本来の言葉に戻してあげていいでしょう(^ω^) そして「ガンダム」辺りから既に、BL同人誌は発行されており、ブライガーの頃には色々読んでました。心情的にはあまり乗れてなかったですが。何しろ小坊の私は、主人公のキッドが大好きだった為、一応上にボウイ×キッドと書いてますが、CP創作は特に好きではなかったな。 ところで小学生が、どうやって同人誌を入手したのか、疑問に思う方もいるかも知れない。私は上に兄姉は居ないんですが、ものすごく偶然、当時学校のアニメ好きな友達の父親が、某同人誌印刷会社に勤務しており、恐らく再版用に置いてあった、見本誌を沢山持って来てくれていたのです。つまりタダ!(^ ^; コミケの存在は、アニメ雑誌から既に知っていたけど、まだ子供だけで出掛けられる年じゃなかったし(お金もないし)、本当にありがたい友達でしたわ。 まあ、人生の過ちの始まりとも言えますが…; そして、この絵を描いていて今更発見した事があります。設定資料を見ていたら、∀やFF7よりずっと前に、もう女装する話なんてやってましたね(笑)。すっかり忘れてたけど、チャイナ服のキッドがあまりに懐かしかった。 また、キッドのライフルはM16がモデルだった、などなど、年数が経ってから見ると、何かとても新鮮な気持ちで描けました(^ ^) 2007.4.1 加筆更新2016.9.24 |