* 物 語 紹 介 #2 *
<OVA編>



外伝1 鎧戦士 再び!
あらすじ◆遼の誕生日パーティに姿を現さなかった征士。それが気になって遼は単身、征士が招待されていたと言うアメリカに向かった。が、それを察知して他のメンバーも結局アメリカに同行。しかし征士に関わる情報を辿る際に、当麻が殺人犯と勘違いされ、以降彼らはある少女に追われる羽目に。また彼らはその地で、悪意によって操られる光輪を目の当たりにし、更に戦いから戻ってみればナスティと純まで誘拐されてしまった。
コメント◆外伝はおまけのような作品だからか、筋の良さより乗りで見せる感じですね。内容はしょうがないにしても、会話なんかは結構面白いです。全体的には特に秀に関する話題が目立っていて、親類がアニメに登場したのも秀だけ。しかしやっぱり話題と言えば宝くじ、15才で宝くじを買うのはどうかと思うけど(^_^;。それと、オール村瀬画は流石にきれいだけど、別人になっているキャラがチラホラ(苦笑)。ツリ目当麻も妙だけど、外伝の伸は年令退行してるような絵だな。着ているものはいいんだけどねぇ。


外伝2 友を救え、サムライハート
あらすじ◆当麻を敵視していた少女ルナは、その誤解がなくなると、自分の兄が光輪に殺されたことを話し、トルーパー達を助けに回るようになった。意見の食い違いで仲間割れしていた四人は、意志を新たにし、襲撃された店に残る屍解仙と言う名の者を探しに、リトルトーキョーへ出て行った。鎧玉の反応を見てその居場所を探し当てると、戦いの末征士、ナスティ、純を救出することはできた。しかしルナは帰らぬ人となった…。
コメント◆ちょっとしたドラマティックな話、というだけの企画だったんだろうけど、何故ルナが死ななきゃならなかったのかを思うと、いかにもおまけOVAの出演キャラは悲しい…。コンピュータの基礎理論と、陰陽八卦の共通点はなかなか面白いアイディアだが、殆どどうでもいい説明になっちゃってるのも悲しい。鎧の力をコンピュータで操れるなら、当麻やナスティも自分で研究してみたら?と思った。…それにしても受征士なビデオだった(苦笑)。





輝煌帝伝説1 太陽のムカラ
あらすじ◆新宿に現れたアフリカの幻影。この異常に五人はそれぞれの場所で気付くが、遼がいち早く感知して灼熱の新宿へ向かうと、そこには超人的な肉体能力を持つ、アフリカの部族戦士が現れて一対一の戦闘になる。彼を追って来た当麻、遅れてそこに来た征士が加わるが、三人はその戦士の異常な力に恐れ入っていた。そして後から秀と伸も戦いに参加するが、輝煌帝を呼ぶ意志の結束から伸が外れてしまい、征士と遼は戦士と共に何処かへ消えてしまった。
コメント◆制作者の話にある通り、TVシリーズとは違って背景が明るくて自然がいっぱい、開放的なイメージが特徴的なシリーズだと思う。しかしあれだけ暑そうな夏の話なのに、キャラの服が厚着過ぎやしませんか??。冒頭のナスティの涼しそうな格好と、後から出て来た当麻の暑苦しい格好(笑)、激しい不調和だと思うんですが。背景に力を入れた割に、どうもキャラの季節感がまちまちな印象だなっと。


輝煌帝伝説2 黒い輝煌帝
あらすじ◆アフリカに連れて来られた征士と遼は、再び戦いを仕掛けて来る黒い輝煌帝の戦士と戦う。しかし純粋な力の差は歴然としていて、彼の目的がわからないまま捕らえられてしまう。彼らの行方を探す他のメンバーは、伸が統一から外れたことから意見を違えて、結果伸はそこから飛び出してしまう。その後ナスティの努力と当麻の知識によって、アフリカのある地域を特定することができたが、牢を脱走した遼と征士はムカラを怒らせ、本気で彼を相手に戦うことになる。ムカラの許嫁であるナリアは、鎧の意志が戦いたがっていると二人に告げていた。
コメント◆例え伸ファンだとしても、ケンカの後にあの行動は「無責任だな〜」と思うような。その後の当麻と秀のシーンが良かったからいいか。殴られた当麻の顔が、何か一瞬幼い感じになるのが好き(喧嘩となると最弱は当麻か?)。それと遼達を探す会話の辺り、当麻とナスティがあやしげに映ったのは私だけかな?。3話の二人旅もいい雰囲気だけど、当麻が大人っぽくなったなーと、輝煌帝伝説では感じました。


輝煌帝伝説3 走り始めた鎧
あらすじ◆これには人の意志でないものが関与している、と遼と征士は気付きはじめていた。よって彼らはムカラとの戦いの決着として、戦う意志を放棄せざるを得なかった。そして自ら囚われの身になってしまう。一方飛行機でアフリカに向かった当麻と秀は、タウラギ族の攻撃に遭い二手に分かれることに。後二人が漸くムカラの村に合流するも、ムカラの行為に対する怒りから、鎧の闘争本能に取り込まれそうになり倒れてしまった。
コメント◆冒頭の星空の元での戦闘シーンは、何と言っても自ら戦いを止める様子がいいですね!。征士、遼、それぞれかっこいいです。それから吊り橋で攻撃に遭う四人の所も、トルーパー側、タウラギ族側、共に絵的に楽しいと言うか、3話はアクションなんだな!と思いました。一人日本に残ってる伸が、対比的に止まってる感じなのもいいですよね。


輝煌帝伝説4 悲しみを越えるものを求めて!
あらすじ◆絶望的な四人の状況を鎧から知り、一度は鎧を放棄した伸が、その力を借りて漸くアフリカにやって来る。衰弱した他の仲間を助けると、人の意志を離れた鎧を放棄するべきだ、との意志を伝えた。そして今度は全員が納得してムカラに戦いを挑む。白い輝煌帝と黒い輝煌帝の引き合う力は、全てを渾沌へ返すエネルギーを禍々しく放っていたが、しかし彼ら五人の人としての意志が、遂にそれらをこの世から消したのだった。
コメント◆写真が燃えて行くシーンや、太陽が重なって行くシーンの絵、当時のCG技術ではあんなもんでも大変だったらしいんですよ(笑)。今にしてみると実にちゃちいですね。まあ技術がちゃちなのは仕方がないとして、未だにあの辺りの、太陽が重なると何とか言う意味がよくわかりません(苦笑)。輝煌帝は一個で世界を無に還すものだったけど、ふたつあれば本当は問題にならない筈なのに。うーん、わからん。





Messege1 解っていた結末
あらすじ◆鎧と共に在った時から時間が経過し、誰もがもう、鎧とも戦いとも無関係になったと信じていた筈が、新しく建設された東京都庁ビルに現れた、正体不明のすずなぎは当麻に狙いを定め、新しい鎧を着て再び戦うようにと迫る。頭の働く当麻は、この渾沌とした現代と悲惨な過去の歴史から、未来に希望を見出せなくなり、すずなぎの幻覚の罠に捕まってしまった。
コメント◆この1話はとにかく当麻の為(というか当麻ファンの為)にあるようなものだけど、その割に当麻の服ダサすぎ(笑)ですね。若い頃は服装にも気を遣ったけど、十代終わりになって、そんなことは構わなくなったのかも知れない。…しかしこれだけでは本当に何だかわからない話です、Messegeは。以降都庁が心霊スポットのように見えるのも、このビデオのせいだ。


Message2 知らされた未来
あらすじ◆当麻のアクシデントを知り集まる四人。異変を感じ取って持ち寄った資料などを広げ、それぞれが意見を交換し合うも、すずなぎが誰なのか、またその目的は理解できなかった。四人が分かれると、次にすずなぎは伸に対して幻覚を見せて訴える。過去の戦乱から生まれた悲しみを、やや大袈裟に演出した幻覚に伸は、すずなぎの思い通りに心を痛め、再び鎧を身に着ける選択をしてしまった。
コメント◆これまでは何はともあれ新宿、トルーパーと言えば新宿だったのが、初めて渋谷に集合する四人。伸のバイト先だそうですが、この時点で東京に住んでいるらしいことは、ビデオでは語られてないですね。それにしても、鎧戦士に戻ることがそんなに嫌だったのかなーと、このビデオを見て初めて知りました。四人がすっごくイヤそうな顔をしてるんだもの。でもすずなぎに守られている伸は、妙に穏やかな顔をしてていいなぁ…。


Message3 砕かれた自信
あらすじ◆遅かれ早かれ自分の番が来ると考える征士と秀。すずなぎは一度征士のところへ現れるが、取り付く島が無さそうに引き上げてしまう。二人は会ってそれぞれの意志を語るが、そこで征士は書物から鎧舞台の存在を知る。かたや秀はすずなぎを誘き寄せようとし、現れたすずなぎに向かって、彼女の意志を受けるつもりはないが、既に捕らえられた二人を思ってか、自ら鎧を着てしまった。
コメント◆あらすじにはこう書いたけど、秀が鎧を選んだ理由はいまいちわからないです(笑)。TVシリーズでも、仲間が捕らえられたと聞くと、自分からラジュラについていくくらいだから、恐らくそんなことだとは思うけど。しかし征士は毎度いい役をもらえてるなぁ(苦笑)。そう言えばTVシリーズでも、鎧、アンダーギア、私服、以外に「胴衣」があったのは唯一征士だけでしたね。


Message4 さまよえる心
あらすじ◆江戸末期に書かれた鎧舞台の内容を得た征士は、すずなぎと言う女性、又は少女が何を思って、現在まで怨念を募らせているのかを知った。そしてすずなぎは彼の元へ現れたが、幻覚に惑わされつつも、既に征士はこの、哀れな魂を救ってやろうと言う意志を持っていた。思いを理解して鎧を受け取ってくれたことに、すずなぎは逆に人間らしく苦しんだ。
コメント◆4話は征士が好きな人には、すごく受けていたのをおぼえてる…。外伝や光輪伝に納得いかなかった攻征士の人は、最後に理想的なものが見れて良かったですね。しかし主役を差し置いて、何で征士ばっかりかっこいく描かれてるんだろう、と私も思う(笑)。ところで、この辺になってすずなぎの背景がわかって来ると、それまで彼女の行動にムカついていた印象が、がらっと変わって来るもんです。


Message5 訪れた真実
あらすじ◆他の四人が全て連れて行かれた事実を、遼は早く異変に気付きながら最後まで残っていた。そして一度鎧と関わったからには、その歴史全てと関わること、その悲しみの歴史を断ち切れる可能性が、ない訳ではないことを思って、すずなぎにその心を伝えに出向いて行った。彼ら五人は暫しの沈黙を経て、再び鎧戦士として生きることになる。
コメント◆やっと遼の登場だけど、大したアクションもないし、遼に関する作画はかなりつまらない…。ただでさえ回想シーンだらけのシリーズに、長い止め絵でひたすら電話の話を聞いてたり、最後の巻には期待したのになぁ。ま、でも、それぞれが大人っぽくなって、新しい鎧に収まってる様子は良かったです。そう言えば、「墓参り」についてはみんな悩みましたよね、あの秀のセリフ…。




監修・ゆだみえこ copywrite : Thanksgiving2/ARCHETYPE 2003
2007.3更新




Back to AASTトップ