* 人 物 紹 介 *



リョウ 真田 遼 ryo sanada (烈火のリョウ)
1973年8月15日うまれ 獅子座・O型
山梨県出身 真田忍軍の血筋の人らしい 人里離れた山奥で野生的な生活をしているという
家族構成・父 麟太郎(写真家)、母 文子(遼の幼少期に病死)
武器・烈火剣、剛烈剣(共に二刀流) 必殺技・双炎斬、閃煌斬
体技必殺技・烈火火炎大車輪(こんなのやってたか?) 象徴・炎

謎の噂)母の死因は「放火による焼死」とかいう話もあるのですが、どちらが本当なのか判りません。その場合の父は写真家ではなかったと思うので、公式情報が出る前の話かな?。初期設定の「自転車屋」よりマシなんだろうか、どうか。


じん
「人」と「二」を合わせた字で、人々が寄り添って親しみ合うこと。
そこから、相手を思い遣る意味に使う。思い遣り、いつくしみの心。


【八犬伝との比較】
「南総里見八犬伝」に登場する仁の犬士は、犬江親兵衛仁(いぬえしんべえ・まさし)という。
他の犬士達より相当若く、まだ九才だというのに十四、五才に見えるという山育ちの少年(笑)。
しかし物語の後半はアイドル的主人公になって、一大活劇スペクタクルを演じていたり、
若年でも全体の要という感じがうかがえる。遼というより、初期設定の真田タケ丸にイメージが近い。


剣


考察 作品中で観察できる性格
仲間思いで誠実な性格ゆえ、敵味方に関わらず信頼を集めている。純粋で曲がった事は嫌い。正義感が強く融通が利かない。頑固で人の言うことも聞かない。理性より感情の人で、やや向こう見ずな所もあるが、計画を遂行する力がある実力者。物事には良心的で反省心があるが、自暴自棄になると手に負えない。山奥で父と二人暮し、という環境で育ったせいか、かなり浮き世離れしたキャラクター。だが、ウブでかわいいとも言えるかも。
他のキャラクターとの比較
「猪突猛進」という点で、秀の行動パターンとは似ていると思う。だから遼と秀が二人で行動する時は痛快な感じでいい。現実離れした感覚は征士に近い。この二人の会話は時々、時間が三百年戻ったようなものになっている(笑)。
獅子座・O型としての考察
獅子座は四つのエレメントでは火の要素を持つ、男性的星座です。守護神は太陽神アポロ。そこにO型が加わると、エネルギッシュでパッと人目を引く、華やかな個性を持った人になるそうです。リーダーシップの才が際立っており、逆に主役でないと気が済まないような、情熱的な性格傾向に出るようです。心臓発作や心筋梗塞など、突然の心臓病に注意。
管理人の勝手な大人像
TV放映以降のブームの頃から、大人になったら一番かっこいーだろなーと思っていたのが遼。そう、二十一世紀の今の時点まで成長したら、もっと落ち着きが出て、頼りがいがあって、ワイルドな大人の男!の筈。
 自分が描く遼は、極普通の人よりやや体格いいかな?という感じ。177cm、67kgくらい。浅黒く日焼けしていてつやつやしたイメージ。服装はおしゃれというより「機能美」の人だ。革が似合うと思うので、レザーを着せてみたいです。





シュウ 秀 麗黄 shu rei-fan (金剛のシュウ)
1973年9月1日うまれ 乙女座・O型
神奈川県出身 大陸から渡って来た武術家の子孫で、華僑の息子 横浜中華街に店を持つ大家族
家族構成・父、母、妹リンフィ、弟ユン、弟メイリュウ、妹シュンカ
武器・三折棍(金剛杖とも言う) 必殺技・岩鉄砕
体技必殺技・地球重力落とし(ネーミングに一票) 象徴シンボル・岩、山

謎の噂)末の兄弟が双児だという説がありましたが、何処から流れて来た話でしょう??。それと、初期設定には当麻の家に下宿していた説がありましたね。設定資料本が発行される前は、こっちの支持者が多かったのを思い出す。


ぎ
「羊」と「我」を合わせて、神前の舞いや、礼式にかなった行為をあらわす。
そこから、筋が通って正しい事の意味に使う。公共の為の正しい行為をすること。

【八犬伝との比較】
義の犬士は犬川荘助義任(いぬかわそうすけ・よしとう)という。身の上に色々あって、
下男まで身を落としたものの、人品骨柄というか、生まれ持った誠実さと気品は忘れない人物。
秀のイメージは他の登場人物に重なっているので、一見これとは関連がなさそうに思えるが、
義の玉が出た場所が土中の穴だったり、属性は同じ所にあると見た。

棍棒


考察 作品中で観察できる性格
快活で気のいい性格だけでなく、実は仲間に気を回したり、道化師役を買って出るなどの配慮型。社会性があり、義理堅く律儀。しかし直情径行で考えが浅はか。堪え性がなくすぐ行動に出てしまう。素直にすぐ自分の非を認めはするが、学習性が低く同じ失敗を繰り返す傾向あり。広い世界を持ちながら、むやみに大望を抱かない堅実主義者で、少しずつ確実に進むタイプ。大家族の長子だけあって、面倒見の良さが光っている!。
他のキャラクターとの比較
前途の通り秀と遼の行動はかなり似ていて、共通する感情の流れを持つ者同士という感じ。秀はそれでいて大将である遼に、ものすごく信頼を寄せているように思える。周囲に気を使う面では伸と同列。基本的に気の優しい両者だから、二人の部屋に戻るとホッとする感じ。
乙女座・O型としての考察
乙女座は地の要素で、女性的星座に分類されます。守護神はヘルメスで水星です。ここにO型の要素が加わると、計画性と根気に富み、確実に成果を上げていく成功者になるそう。目立ちはしなくても、徐々に周囲の信頼を獲得していくようです。デリケートな体質から胃腸病になりやすい乙女座ですが、O型の人はそれを補う体力に恵まれてます。
管理人の勝手な大人像
秀の将来を予想する時、「料理人」という意見が多い気がするけど(そりゃ家が料理店だし)、でもそれより趣味を活かして、世界を旅して回る大道芸人なんかになってほしい!、というのが管理人の希望です。
 自分が描く秀は、まーちょっと太り気味なのかな(笑)。でも秀はぽっちゃりしていて、ちょこまかしている方がかわいらしくていいです。170cm、70kgくらい。うちの秀はおしゃれですよ。中国人だから国賊的なダサさがないし、ストリート系、ヒップホップ系を上手にコーディネートする奴ですっ。





セイジ 伊達 征士 seiji date (光輪のセイジ)
1973年6月9日うまれ 双子座・B型
宮城県出身 伊達政宗一族の子孫 家は剣術道場を営む 仙台市と言っても中心地ではないらしい
家族構成・父(警察官)、母(剣術師範)、姉 弥生、妹 五月、祖父、祖母
武器・光輪剣(一刀流) 必殺技・雷光斬
体技必殺技・光輪イナズマじめ(見たことないなぁ) 象徴シンボル・光、雷

謎の噂)征士の姉妹の名前が、上記の場合と、姉 静、妹 茜、としている場合がありますが、これもどっちが本当なのか判りません。大体後から考えられたはずの、兄弟の名前にふたつの説があるのは不思議ですね〜。


れい
「示」と「豊」を合わせて(旧字体)、神に酒を捧げる意味をあらわす。
整った儀式や作法、感謝の気持ちをあらわすこと。

【八犬伝との比較】
礼の犬士は犬村大角礼儀(いぬむらだいかく・まさのり)という。物静かで上品な行者だが、
親が化け猫と入れ代わったことにずっと気付かないし、妻が自害してもさほど動じないし、
実は物事に無関心なのかも(笑)。大角の母が子供の為にと、加賀白山権現の小石を取り寄せると、
それが礼の玉に変わったという。この辺、初期設定の千石ゲンペーの名前に繋がりそう。

竹刀


考察 作品中で観察できる性格
落ち着いて、かつ素早く冷静な判断ができるので、物事にいちいち動じない。勤勉で趣味人傾向があるが、関心のない事は一切意に解さない。人には親切で礼儀正しいが、自分勝手で冷淡な面もある二面性の持ち主。思慮深いようで実際は直感的な行動が多い。単独で自由行動するのを好む。女系家族の中で大事にされて来たらしく、自分の立場や役割にプライドを持っている。だが今一つ責任感は薄い(笑)。
他のキャラクターとの比較
俗世界から離れたような人物像は、意味は少し異なるが遼に共通する。共に特殊な環境下で、真直ぐ育った感じがうかがえる。現実主義者な所は当麻と同様。この二人は不確かな夢を見たりはしないし、率直に物を言い合うことができるシャープな間柄の筈。
双子座・B型としての考察
双子座は風の要素で男性的星座に分類されます。守護神は乙女座と同じ水星のヘルメスです。ここにB型が加わると、社交的で行動的、乗りのいいお祭り人間になるそうで(え?)。交友関係が広く話題も多く、但し行動や発言に脈絡を欠いた、矛盾を抱えた人間性が特徴です。気管支や呼吸器に難あり。また双子座の人は、背が高くなり易いのも特徴だそうです。
管理人の勝手な大人像
征士はあのまんま大人になると思う(笑)。一見大人っぽくて中身は結構子供、みたいな。遊び好きそうだしね。
 自分が描く征士は大柄です。というのは、幼少時体が弱くて小さくて、女の子の格好をさせられていて…って人が、「こんなに大きくふてぶてしくなりました!」という方が面白いから。それにこの方外見は完璧なので、威圧的にでかい方が迫力があるし、いかにも「光輪」でしょう。184cm、74kgくらいです。服装は清潔できちんとしているってだけ。本人が派手なので着飾る必要なし。





トウマ 羽柴 当麻 touma hashiba (天空のトウマ)
1973年10月10日うまれ 天秤座・AB型
大阪府出身 豊臣家縁の家系らしい マッドサイエンティストと
世界的ジャーナリストの間の子供
家族構成・父(大学教授)、母 みゆき(離婚している・あるいは別居中)
武器・翔破弓 必殺技・真空波
体技必殺技・天空大ワシクロー(マジ?) 象徴シンボル・空、宇宙

謎の噂)初期設定では当麻の家はお寺さんだったけど、CDで科学者として登場した父が、実は本当に住職の息子だったという話を聞きました。本当なんでしょうか。ちなみに母の名前は声優さんから取った、というのは有名な話。


ち
「日」と「知」を合わせて、べらべらしゃべること(笑)。
そこからかしこい、物知りの意味に使う。物事を理解する能力、頭のはたらき。

【八犬伝との比較】
智の犬士は犬阪毛野胤智(いぬざかけの・たねとも)という。歌舞伎役者の女形で、
同じ犬士の犬田小文吾がすっかり女だと騙された美貌の持ち主。しかし当麻との共通点は多く、
毛野は八犬士の中では軍師という立場で、生まれる時母は三年も妊娠していて、
ある日懐に流れ星が入った気がして調べると、智の玉が出て来て途端に産気づいて毛野を産んだとか。
星とか、なかなか出て来ないとか(笑)それらしい。

矢


考察 作品中で観察できる性格
常に状況や情報を見て、公正で的確な判断を下す。故に中庸になり易く、明確な意志が見えにくい。公平な状態を好み、片寄った思考を持たず、ひいきもしない。誰にでも合わせられるフレンドリーな人物だが、基本的に何をしても淡白な印象。心理状態が安定していて、感情的にならない。知的探究心だけは人一倍強いが、生活にはややルーズで自堕落。その辺は一人っ子のせいか、他者に甘える傾向も多分に持つ。
他のキャラクターとの比較
前出の征士とは実際的、或いは物質主義的傾向が共通する。つまり価値観が似ているので、この二人だけでは容赦無い意見で統一されてしまう傾向あり。自分を前に出そうとしない所は伸に似ている。先頭に立つより補佐的な立場を好み、影の実力者を狙うタイプ。
天秤座・AB型としての考察
天秤座も風の要素を持つ男性的星座です。守護神はヴィーナスで金星です。これにAB型が加わると、知的で計算高く、合理的に割り切りすぎて、冷たい印象を与える人になりがちだそうです。でも孤独に強い人でもあります。情熱を燃やす物事も少なく、ひとつの事を安定して続けるタイプに出るとか。働きすぎて腎臓を悪くしたり、細菌感染に弱い傾向。
管理人の勝手な大人像
やっぱり当麻はどう考えても学者系でしょう。でも専門バカじゃなくて、幅広い分野を扱う方。今すぐ人の役に立つ技術を開発したり(翻訳機の例もあるし)、実は何でも屋が向いてるかも。遊ぶように研究や開発をする人であってほしいな。
 自分が描く当麻は、多分多くの人と同じだと思うけど、痩せてて背がひょろっと高い感じです。186cm、68kgくらい。服装にはこだわりがないみたいです(笑)。センスは悪くないのに、おしゃれに関心がないらしい。服を買うより、本や機械類の方にお金を注ぎ込んでるでしょう。





シン 毛利 伸 shin mouri (水滸のシン)
1973年3月14日うまれ 魚座・A型
山口県出身 毛利元就の子孫だそうだ 家は萩焼の窯元 地元の歴史に関わる活動をしているらしい
家族構成・父(小学生の内に死亡)、母(病弱)、姉 小夜子 その婚約者 竜介 
武器・二条槍 必殺技・超流破
体技必殺技・激越水流返し(体技とは思えない) 象徴シンボル・水

謎の噂)公式の設定では旧家の窯元の息子というだけなのに、「貿易商」「金持ち」のイメージが後々継承されてるのは何故(苦笑)。輝煌帝伝説のムックには、いかにも金持ちぼっちゃんのようなことが書かれていたし。


しん
「人」に「言」を合わせて、人の行為と言葉が一致することをあらわす。
そこから、嘘いつわりのないこと、心から思い込んで疑わないことの意味に使う。

【八犬伝との比較】
信の犬士は犬飼現八信道(いぬかいげんぱち・のぶみち)という。
八犬士の中ではかなり活動的で痛快な人物。職業が十手持ちで、捕物術と拳法の達人。
拳法に関しては伸に少々共通性はあるが、どちらかと言うと征士のイメージが強い(名前が)。
ただ現八のお七夜に出された鯉の腹から信の玉が出て来た、という辺りは伸のイメージですね。

槍



考察 作品中で観察できる性格
基本的に気が優しく、誰にでも朗らかで気配りをする。心に不満があっても口には出さず、我慢してストレスを溜めてしまう傾向あり。上辺は明るく軽いが、曲折した感情を隠し持つ内向的性格。楽しい事や平和な夢に逃げやすいが、理論的且つ感覚的でもある器用さを持つ。細かい事にこだわる割に、土壇場になると何もかも投げ捨てられる、状況の変化に強い面もある。旧家の一人息子という立場からか、プライドが高く非難、中傷には敏感。
他のキャラクターとの比較
気配り型の性質は秀と共通する。二人で組んで場を和やかにしている様子がよく見られる。表に出たがらない所は当麻に似ているが、理由は違う。自分の知識や思考にあまり自信が持てないタイプなので、先導役を買って出ようとは考えないと思う。
魚座・A型としての考察
魚座は水の要素を持つ女性的星座です。守護神はネプチューンで海王星です。これにA型の要素が加わると、感受性が強く気配り上手で、自分より相手を大事に考える傾向が強く出るそうです。それだけに押しが弱く、はっきり否定することができず、納得しないままズルズルと引き摺られる傾向が。体の抵抗力も弱いので、風邪などの軽い感染症にも注意が必要。
管理人の勝手な大人像
一番将来像が見えないのが伸。その時その時の状況や関心事によって、人生がどんどん変わっていく流転型だと思うので、一人立ちすると破天荒で浮沈みが激しいかも。決まった家業に収まる方が無難ですね。或いは常に補佐役の職業、やっぱり奥さまが似合います?(笑)。
 自分が描く伸は標準より若干細いかな、という程度。趣味で水泳をする人の体型を思い浮かべてください。173cm、58kgくらい。伸は流行に敏感な人だと思うので、服装には研究熱心でしょう。カジュアル系かストリート系でどうですか?。





シュテン
朱天童子 shuten-douji (鬼魔将シュテン)
1551年5月5日生まれ(室町後期) 牡牛座・A型
山城国出身 武器・邪鬼鎌 必殺技・紅雷閃
本名)狛 俊忠 大名家出身

アラゴに仕えていた魔将の一人。最も若い魔将のようだが(と言っても那唖挫と同じ年)、恐らくリーダーと認められていた人物。至って真面目で行動的な性格から、抜擢されたのではないかと思われる。後に迦雄須に諭され、トルーパー側に寝返って、嘗ての主人を滅ぼそうと戦うが、迦遊羅を助けて命を落としてしまった。その前の、ナスティと純との再会がいい感じだっただけに、残念。
 裏切り者ではあるけれど、TV後半の朱天はかっこいーです。でもマンガ等に描くと、真面目以外に性格付けが難しく、ちょっと扱い辛いキャラかも。なのであまり描いてなくてすみません…。

ちゅ
「心」に「中」を合わせて、片寄らない心、「まごころ」の意味をあらわす。
まこと、主君にまごころから仕えること。

【八犬伝との比較】
忠の犬士は犬山道節忠与(いぬやまどうせつ・ただとも)という。火遁、水遁の術など、
派手な妖術を使う怪しい行者。朱天も後に虚無僧スタイルになることだし、
この道節の武器は朱鞘の太刀だったりするので、「朱」繋がりと言えなくもないけど、
イメージはどちらかというとラジュラだろうな。





アヌビス
悪奴弥守 anubys (闇魔将アヌビス)
1550年12月3日生まれ(室町後期) 射手座・O型
陸奥出身 武器・黒狼剣 必殺技・暗黒跳飛斬
本名)佐々木九十郎 奥羽の下級武士出身

アラゴに仕えていた魔将の一人。主人の前や、魔将達の間では出しゃばらないが、トルーパーズやナスティに対しては、急に雄弁になる外弁慶な性格(笑)。特技は能を舞うこと。山を愛し、北国を愛し、犬を愛する。何となく内面が一番若々しく思えるのは、那唖挫や螺呪羅と違い、一度も相手を騙そうとしなかったせいか。暗いだけでひねくれ者ではないようだ。
 名前は犬の先祖のアナバスか、エジプトの犬の神アナビスでしょう。しかしどうして犬なんだろう、犬を飼っていると言うだけで、阿羅醐にも「山犬」呼ばわり。因みにうちのアヌビーはすっとこどっこいです。四魔将のお笑い担当。

こー
「老」と「子」を合わせて、年取った親に子がよく仕えることをあらわす。
父母を大切にすること、先祖によく仕えること。

【八犬伝との比較】
孝の犬士は犬塚信乃戌孝(いぬづかしの・もりたか)という。前半の主人公らしい人物。
八犬伝も忠臣蔵のような忠義話なので、始めはこういったタイプの、
過去の因縁を断ち切ろうという意志に燃えた人物が活躍する。が、後に犬江親兵衛のような、
若く明るいキャラクターに取って代わられてしまう(笑)。やはり犬を飼っていた。





ナアザ
那唖挫 nahza (毒魔将ナアザ)
1551年10月8日生まれ(室町後期) 天秤座・AB型
薩摩出身 武器・蛇牙剣 必殺技・六節大蛇
本名)山之内直時 薩摩の下級武士出身

アラゴに仕えていた魔将の一人。一見悪役らしい外見ですが、それが特徴的でポイント高いキャラです。蛇がモチーフのせいか、薬師でもあるインテリで、アイシャドウを付けていて眉毛が無い、アヴァンギャルドなおしゃれさん(笑)。薩摩人にしては珍しいタイプだが、気質はそれらしさが見られたような。年は朱天と並んで最も若いのに、爺様のようなイメージなのは、はしゃぐことが少ない性質からか。
 管理人はナアザファンでもあるので、いつも相当かっこいく描こうとしています。ところで、迦遊羅が那唖挫の婚約者だったと言うのは、何処から出た話でしょうか…?。過去の同人誌にしばしばあったような…。

てー
「心」と「弟」を合わせて、年長の者によく従う意味をあらわす。
兄弟の仲がよいことの意味。

【八犬伝との比較】
悌の犬士は犬田小文吾悌順(いぬたこぶんご・やすより)という。
しかしその人物は秀のイメージが最も近い。筋骨頑丈で百人力の力があって、剣道、拳法、
相撲もできる格闘家。更に小文吾のお食べ初めの赤飯の中から、悌の玉が出て来たと言う、
そんなエピソードもまさに秀を思わせる感じです。





ラジュラ
螺呪羅 rajura (幻魔将ラジュラ)
1549年9月19日生まれ(室町後期) 乙女座・B型
武蔵国出身 武器・六足長刀、星球分銅 必殺技・投蜘網、幻殺界
本名)黒田次郎五郎 武蔵の武家出身

アラゴに仕えていた魔将の一人。白いロン毛とアイパッチ、ハードロック系な風貌に反して、蜘蛛がモチーフのおちゃめな忍術を使う人。四魔将の中では軍師の立場なんだろうけど、ちょっと姑息すぎやしませんか(笑)。通して失敗ばかりして来た割に、阿羅醐には気に入られていた様子で、言えば何でも貸してくれたからすごい。朱天と仲が良かったらしい。
 ビジュアル的には一番受けが良く、描き易い魔将でもある。しかし性格的には難解な人物のような。単に遊び好きで多彩で、意表を突くことや、人を驚かせるのが好きななのかな。四人の中で最も洋服が似合う。

にん
「心」と音を現す「ジン」(じっと耐える意)を合わせて、粘り強く我慢する意味をあらわす。
しのぶ、堪える、ひそかに行動する意味。







ナスティ 柳生 nasty yagyu
1970年5月28日生まれ 双子座・AB型 神奈川県小田原市
トルーパーズと行動を共にする、歴史や伝承に知識の深い女性。おっとり系だが冒険好きのお嬢様。年令は諸説あるようだが、国内で車を運転するなら当時、最低でも18でなきゃおかしい。また輝煌帝伝説で19才という記述があり、それじゃNY編はいつの夏なのか…。
しかし「ナスティ」という名前を知った時はびっくりしました。この単語、悪い意味で使われることが多いので、命名した親はどういうつもりかと(笑)。流石にUS版では名前を変えざるを得ない。

山野 純 jun yamano
1979年6月30日生まれ 蟹座・O型 東京都町田市
偶然共に行動することになった子供。特にこれといった特徴は無いが、名前の通り純粋で汚れを知らない、子供らしい子供。でも結構頭の働く面があったり、遼などに比べるとマセている方。Messageでは最後に剣道をしている姿が出て来たが、別にその先が純の話になるって訳じゃないでしょう。
関係ないですが、同姓同名の知人が過去にいて、雀荘の娘なのに麻雀ができない人だったのを覚えている(笑)。

迦雄須 kaosu
武蔵国出身

謎の雲水として登場し、トルーパーを導く者。アラゴとの対決はそもそも、奈良時代からの因縁となっており、その勝利を自ら若い世代に託したというのがトルーパーの真実らしい。しかしその長寿の理由は、実は妖力使いとしか言い様がない。虚無僧スタイルで目を光らせていたし。それから、真に強いのはトルーパーなのか、輝煌帝なのか、迦雄須なのか、錫杖なのか、よくわからない。

迦遊羅 kayura
1559年12月12日生まれ 射手座・A型 大和国出身
武器・星麗剣 必殺技・嵐星斬

カオス一族の女性、といっても幼少時にアラゴにさらわれ、洗脳されたまま育った。登場時は12才には見えない大人っぽさだった。朱天に救われた後はカオスの意志を継ぎ、煩悩京に残って、恐らくそこの中心人物になった筈。
「新鎧伝」のコミックスでは、新しい主人公に抜擢されていたけど、本当の主役の五人が出揃う前に打ち切りになったらしい。残念なような、ホッとしたような複雑な事実だ。

白炎(白炎王) byakuen
遼が連れている虎。元々は迦雄須の連れていた妖虎。一度命を落としたが、剣舞卿の連れていた黒炎王が入った為に復活。輝煌帝伝説で黒炎王とは別れたようだが、その後もまだずっと生きている。人語を理解するらしく、実はこの世で最も尊い生き物かも知れない。
しかしTV後半の煩悩京で、遠吠えした拍子に、敵から奪った武器をうっかり落としてしまう辺り、やっぱり畜生だと思った(笑)。

柳生博士 Dr.yagyu
フルネームは柳生甲之輔と言う。ナスティの祖父で、TV第4話にして死亡。千石大学の歴史・伝奇学の博士で、恐らく学内では変人扱いされていた筈。
柳生十兵衛縁の柳生家は変わり者集団で、柳生邸の元の持主、ピエール叔父も古文書収集家。柳生邸に残る品はこの叔父の物であるらしい。そして、ベタな日本人に見えて、博士は実は国際人で、世界中に居を転々としていたらしい。そうは思えないけど(笑)。

阿羅醐 arago
妖邪力で世界を支配しようと、自ら妖邪帝王を名乗って出て来た者。九つの鎧の元の持ち主で、それを取り返そうとも企む。妖邪界全体を支配し、人間への復讐の準備をしていたが、アラゴが完全に破れた後、妖邪と呼べる敵はほぼ出て来ない所を見ると、実は妖邪自体は悪い存在ではなく、アラゴが悪い、という理論が成り立つようだ。悪そうな顔をした妖邪兵も、実は天から舞い降りた「煩悩の精」だったかも知れない。
ところで武者にはそれぞれ必殺技があるのに、アラゴ様にはないのが残念(あったら負けているが)。

芭陀悶 badamon
妖邪界の祭司で顔色青く、どじょうヒゲが特徴。実体と言える体の無い、純粋な妖邪と言える存在か。三魔将を手玉に取って捨て駒にしたり、洗脳が解けかけたカユラに、強引に乗り移ったりと行いは老獪そのもの(笑)。前途の通り妖邪自体は悪い存在でないとしたら、本当は老賢者とか、そういう存在だったのかも知れない。割に合わない登場だった。

沙嵐坊 saranbou
必殺技・深怨斬。アラゴを一度倒したトルーパーの噂を聞き、その白い鎧を奪いにやって来た妖邪。ただの妖邪兵以外に、そこそこの武将(地方武士か?)がいる事をアピールしに来た。どうでもいいようなキャラだった割に、サランボーの出て来た2話はとても興味深い内容だったので、正にトルーパーの為に在る存在です。

剣舞卿 kenbukyo
必殺技・麗蝶天舞。妖邪界の剣士。黒い虎を連れて突然現れたが、考えてみれば遼とそれ程変わらない登場の仕方(笑)。輝煌帝の鎧と剛烈剣を巡って対決する。「正々堂々と」などと、いかにも妖邪らしくないことを言うが、妖邪界が元々は悪の根源ではなかった事実を示している感じ。そして黒炎王への愛情も感じられるキャラでした。
メインキャラ以外で、正規の登場話以外の回にも出て来た唯一の敵キャラ(アラゴとの因縁による)だけに、制作側にも大事な存在なんだろう…。

黒陽炎 kokuyouen
必殺技・氷壁幻(だと思う)。誰かの使いで輝煌帝を調べに来た、という登場だったが、それはアラゴだと見え見えであった。火山を一発で凍らせたり、やる事は結構スペクタクルでかっこいい。しかしあの絵を見る度、超人ロックに出て来るレムスを思い出してしまう。絶対似てる。

砂竜人 saryuto
ラジュラがアラゴ(様)から借りて来た二人組の妖邪。ただの双児の妖邪かと思ったら、実は忍者だったのです、妖邪忍者!(言いにくい)。
秀をやり込める為に、あらかじめ万物を壊れやすくする目的で連れて来られたが、彼等はことのほか力を使うのを楽しんでいた。やはり「鎧を砂と化す」なんて能力は、場合によっちゃアラゴも迷惑だ。

餓執羅 gashura
命の勾玉を朱天、ナスティ達から奪い取る為に遣わされた妖邪忍者。前の砂流人はアラゴ付のようだったが、こちらはバダモン付の忍者。偉い人にはパシリが色々いるらしい(笑)。
見た目や声はなかなかのキャラだったが、やはり大したことはなく、雲水の朱天に倒されてしまい、妖邪界には大した奴はいないと感じた。

堕羅 dara
三人の鎧から作った剣をアラゴに託され、烈火と戦うことになった騎兵隊長。そう、騎兵隊長なので必殺技も持たないし、本当は人対人の戦闘は得意じゃなかった筈です。しかし三人の技を得られれば戦えるだろうと、アラゴは考えたのでしょう。それにしても、剣を持っただけで必殺技の「構え」もわかるのか(笑)。

ルナ luna
外伝に登場した黒人の少女。兄を光輪に殺され、自分自身は屍解仙に殺され、というかなり悲惨な役回りだった。恐らく、その前にトルーパーズと行動を共にできたから、との理由で殺された。「ファンの為に作った話」と言う外伝ならではで、よく考えるとかなり勝手な事情だった。

屍解仙 shikaisen
何処かから鎧の存在を知り、鎧の力を引き出して悪事に使おうとした者。どじょう髭の小人のような風貌。この人は妖邪だったかも知れないが、そうだとしたら何故アメリカに住んでいたのか謎。チャイナタウンの近くにいたせいか、八卦術を攻撃に使うこともできた。

ムカラ mukara
黒い輝煌帝の持ち主。タンザニアの一部族、タウラギ族の戦士で次期族長の立場らしい。全4話の輝煌帝伝説のOVA中、まともな言葉を話したのは最後の一言だけだった為、人間と言うより獣のようなイメージが先行してしまう。しかし本当は、彼等の言語はあの呪文のような言葉であり、不完全だった当麻の翻訳機が、最後の最後で使えるようになった証しなのだ(笑)。

ナリア naria
ムカラの許嫁の女性。だが、ムカラのやろうとしている事に反感を持ち、連れて来られた遼、征士に事態の解決を依頼する。しかし最初から日本語が話せたり(笑)、色々と謎多き人物。次期族長の許嫁にしては、一族にはなかなか話を聞いてもらえず、立場が弱い様子が窺える。取り敢えずハッピーエンドで良かった。

すずなぎ suzunagi
輝煌帝伝説で消失した後、五人に新しい鎧を作ってくれた女性。と言っても自らの悲しい歴史を払拭したいが為に、強引に作って押し付けたと言う経過。そのやり方もかなり恐ろし気なものがあり、まっとうに育つ筈だった娘が、心に傷を負って歪んでしまった感じが、よく現れているような気がした。
トルーパーの本筋自体が、悪しき存在によって歪んだ歴史を描いて来たので、その意味では良いキャラだと思うが、あの前髪だけはいただけない(笑)。

シャチとかシカとか山犬とか guests
自然界では獰猛なシャチも水滸にはなついている様子だった。伸の話に魚や水生動物が多く登場するのはわかるけど、何故か征士の話にもやたら動物が登場する。この場合獰猛なのは征士、もとい光輪であって、その対比として「いたいけな」動物が出て来るらしい。否、山犬はアヌビスの手下なので、征士になつきたい気持ちは解る。





監修・ゆだみえこ copywrite : Thanksgiving2/ARCHETYPE 2001
一部校正・加筆/2007.3/2016.9

【参考文献】「漢和辞典」角川書店・「八犬伝物語」寺尾善雄/光風社出版・「爆笑八犬伝」シブサワコウ/光栄
「西洋占星術」浅野八郎/KKベストセラーズ・「Caz」扶桑社



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